どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?
暮らすというのは一年中住むということ
暮らすというのは一年中住むということであり、一週間ほど旅行した程度ではその国のことを本当の意味では何も知らないというのが私の持論です。
世界を放浪していると「どこの国に移住したいか」という目線で旅先を眺めるようになりますが、一年中住むという視点は移住先の問題において極めて重要であると思っています。
たとえば東南アジアに一年中住むというのはどうでしょうか。
物価が安いのは魅力ですが、ずっと住むにはあまりにも暑すぎる気がしませんか。
一年中汗びっしょりで、一年中蚊がいる暮らしです。移住する前によく考えた方がいい気がします。とくに私のようなランナーには、あまり向いているとは言えません。
ショートステイした砂漠の暮らしがどれだけ素敵だったとしても、年中暮らすとしたら、やはり熟考した方がいいと思います。日本人はカッパ民族であり、湿気がある世界に順応しています。乾燥した世界では肌や爪などに想像もしなかった変化が起こります。
無難なのは先祖の暮らした国に住み、先祖が食べた食事を食べることですね。これほど無難な選択はありません。ハズレを引きたくなかったらこれに限ります。つまり「祖国を出ない」という選択です。
こういう話を友人としていたら、
「暮らすなら、四季のある国がいいなあ」
と呟いた人がいました。その時は聞き流していましたが、今思うとすばらしく深い言葉だったと思っています。
春夏秋冬、いちばん人気がある季節は?
日本には四季があります。同じ場所にいながら、身の引き締まるような寒さも、心も体も燃えるような暑さも、どちらも味わうことができます。
たとえば東南アジアで、うだるような暑さに心底辟易して、ひんやりとした涼しさを味わいたいと思ったら引っ越すしかありませんが、日本ならば半年待てば勝手に冬がやってきてくれます。逆にもう寒いのは嫌だと思ったら半年待てば冬は勝手に退散してくれます。
四季があるというのは、日本でずっと暮らしていると気づき難いことですが、とても素晴らしいことなのです。
ところで皆さんは四季の中でどの季節が一番好きでしょうか。統計をとったら、やっぱり夏や冬のような極端な季節の方が人気が高いのかな。
それとも春や秋のような暮らしやすい中間の季節の方が人気なのでしょうか。
①夏②春③秋④冬、と予想してググってみたら、
①春②秋③夏④冬、でした。
男女、年齢によっても好みは違うようですが、極端な季節よりは、中間の季節の方が人気が高いようです。
春は鼻水
一番人気は春ですか。。。私は春は一番嫌いですけどね。
もちろん、花粉症のせいです。
ただ生きているだけで疲れます。何もしていないのに、すでに身体がだるい。
花粉症さえなければ、花も咲き、寒さも和らぐ春はすてきな季節なんでしょうが。
症状のない人にはわかり難いかもしれません。鼻水ダイエットと称して、毎年、大量の鼻をかんでいました。
どうしてこんなに鼻水が出るかと我ながら不思議に思うぐらいです。
トイレットペーパーのロールが二日でなくなるぐらい鼻水が出ていました。鼻水には鼻血が混ざっています。
あまりにも症状がひどいので、はじめて花粉症の薬を使いました。
なるべく薬は飲まない主義だったのですが、もう生きているのが辛いぐらい症状がひどくなったので耳鼻科に駆け込みました。
「これはひどいな」
ドクターの言葉に慰められます。
「でしょ? わかってくれます?(感激!)」
こういう言葉をさりげなく掛けられる人のことを名医というのでしょう。診断よりも言葉が大事です。診察結果なんて行く前からわかっているんですから。花粉症に決まっています。
名医の待合室には、患者が溢れ返っています。
処方してもらった薬を飲むことにしました。抗ヒスタミン剤です。
ヒスタミンというのは神経伝達物質のひとつであり、覚醒状態の維持にも役立っています。
これが抑制される薬を飲むということは、眠くなったり、脳の働きが悪くなったりするということです。
これまで私はどれだけ居酒屋で酔って帰っても、記憶をなくすということがなかったのですが、花粉症の薬を飲むようになってから、どうやって家に帰ったか、さっぱり覚えていません。帰り道の記憶がないのです。
これが花粉症薬の副作用でしょうか。
考えてみれば恐ろしい薬ですが、もはや悪くなっても惜しいような脳ミソではないので、花粉症の鼻水地獄と天秤にかけて、薬を飲み続けることを選んだ次第です。
辛い季節もありますが、ずっと夏の国よりは、ずっと冬の国よりは、ましなのかもしれないと思う今日このごろです。