2022年のゴールデンウィーク。ひさしぶりに海外旅行に行った人もいるようです。3年ぶりにコロナ規制のないGWだったようですね。
しかしわたしたちは相変わらず車中泊をしていました。移住先を探す車中泊の旅です。7泊8日でした。
いきなりバッサリ斬られる。さすが柳生新陰流
車中泊の早起きで柳生の里に早く着いたので駐車場代を払わずに抜けられるかと思ったら、旅立つ直前に忍者のように駐車場係がいきなり現れてバッサリ料金徴収となりました。さすが柳生新陰流!!
どうせ駐車場代600円を払ったので、早立ちはやめて、のんびり柳生の里を散策することにしました。
柳生十兵衛。魔界転生。ハレンチ学園
柳生十兵衛の書です。『魔界転生』の主人公で天草四郎と戦う人だよ……と熱く妻に語ったのですが、彼女の心には何も届かなかったようです。たしか『ハレンチ学園』にもいたよな十兵衛(笑)。
こういうことを知らずに柳生の里を散歩して楽しいんでしょうかねえ? 歴史のある場所を歴史を知らずに散歩しても、知る者の味わいがまるでないってことになります。歴史の街は歴史を知っているものの方が何倍も散歩が楽しいんじゃないかという気がします。
ところがウチの妻は花に詳しく、庭園や道端の春の花々を愛でながら散歩しています。日本の歴史は何も知らない女ですが、もしかしたら散歩はわたし以上に楽しんでいるかもしれません。
こちらは柳生宗徳の師匠筋に当たる『剣善一如』の沢庵和尚。
YouTube。現代は動画の解説で何でもわかる時代
柳生新陰流の剣術を図解した書物がありました。書き手としては最大限にわかりやすいように伝えているつもりでしょうが、これでは何のことだかさっぱりわかりません。
やはり当時は師範のところに弟子入りして直接見せてもらうしか極意を学ぶ機会はなかったと思います。
絵とき解説じゃ何もわからない。動画のメリット
柳生新陰流の師範も、現代だったらYouTubeで動画解説しているんだろうなあ。
動画で動きを見せてくれれば、なにも弟子入りしなくても、学ぶことができます。言葉の垣根を越えて外国人でも来日せずにカタを学ぶことができます。
いい時代になりました。大工でも何でもない素人がYouTube動画で学んで家を建てちゃったりする時代です。卓球でもテニスでも剣道でも何だって動画で学ぶことができます。
実はこのブログの著者はマラソンの本を出版しています。「言葉の力・イメージ喚起力でマラソンフォームを最適化して、脳ミソをつかって速く走れるようになる」という本です。
YouTubeで解説しろよ、といわれそうですが、あえて文字の力だけを頼りにマラソン本を書いてみました。
表現することの苦労をわたしは知っています。柳生剣術の師範に同情を禁じえないのでした。
※雑誌『ランナーズ』のライターにして、市民ランナーの三冠王グランドスラムの達成者の筆者が走る魂を込めた書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
言葉の力で速く走れるようになる、というのが本書の特徴です。走っている時の入力ワードを変えるだけで速く走れるようになります。言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。踵着地とフォアフット着地、ピッチ走法とストライド走法、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。