このページでは初心者向けにロードバイクの用語について解説しています。ロードバイクを趣味にする人は、最初は完成車を買うと思いますが、熟練するにつれて部品を購入して自分で組み立てるようになります。ですから少しづつ部品の名前をおぼえていきましょう。
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このブログの作者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』のご紹介
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードをガチンコで競うようになるところまでを描いた自転車エッセイ集です。
※書籍の内容
●スピードこそロードバイクのレーゾンデートル
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。体重ライディング理論。体重ペダリングのやり方
●アマチュアのロードバイク乗りの最高速度ってどれくらい?
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●アパートでローラー台トレーニングすることは可能か?
●ロードバイククラブの入り方。嫌われない新入部員の作法
●ロードバイク乗りが、クロストレーニングとしてマラソンを取り入れることのメリット・デメリット
●ロードバイクとマラソンの両立は可能か? サブスリーランナーはロードバイクに乗っても速いのか?
●スピードスケートの選手がロードバイクをトレーニングに取り入れる理由
初心者から上級者まで広く対象とした内容になっています。
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ロードバイクの種類。グラベルロード。エンデュランスロード。エントリーロード
●ロードバイク=スピードを出すためにすべてを犠牲にした自転車。ドロップハンドルが特徴。
●グラベルロードバイク=砂利道などの未舗装路も走れるように設計されたロードバイクの一種。太めのタイヤに対応している。通勤バイク、旅行バイクに一考の価値あり。
●エンデュランスロード=スピードのために乗り心地を犠牲にするのがロードバイクですが、ロングライドを実現するため乗り心地を犠牲にしないのがエンデュランスロード。振動軽減に気をつかったバイク。太めのタイヤ、ディスクブレーキなどの特徴がある。
●エントリーロード=高価なカーボンロードバイクではなく、廉価なアルミのロードバイク。ハンドル部分に昆虫の触覚みたいな補助ブレーキが付いている場合があります。レーススペックではないとされますが、ロードバイクのスピードを決めるのはバイクではなく乗り手です。
ロードバイクのフレームの名称。トップチューブ。シートチューブ。ダウンチューブ。ステム。
公式レースに出場できるロードバイクというのはフレームの形が決まっています。三角形フレームでないと公式レースには出場できません。
↑こういうバイクは規定違反なので、公式レースには参戦できません。
三角フレームじゃないとダメというルールは弱小メーカーを保護するために決められたそうです。三角フレームは製作が簡単なので特別な工作機械がなくても弱小メーカーでもつくることができるからです。
●トップチューブ=前三角形フレームの上辺。赤信号などで平たいトップチューブに腰かけるロードバイク乗りがいます。丸いトップチューブで同じことをやるとケツがいたくなります。
●シートチューブ=サドル下のシートポストを収納するかたちの前三角形フレームの一部。縦の部分。
●ダウンチューブ=前三角形フレームの下辺。いちばん太く頑丈。フレームメーカーの名前はここに記されていることが多い。
●チェーンステー=後三角形を構成するチェーンに沿った下辺。
●シートステー=後三角形を構成するシートを後ろから支える一部。
●ステム=フレームとハンドルをつなげるパーツ。ステムを変更すれば、ハンドルとフレームの距離や高さを調整できます。姿勢を低くするフォームをとる場合、ステムを伸ばせばいいのです。
フロントライト、テールライト、ベル、の保安アイテムは、公道走行の法律で義務付けられています。
●フラッシャー=ライトのことです。ママチャリではリムダイナモの前照灯が初期装備されていることが多いが、ロードバイクの場合は後付けで電池式の前照灯を設置しなければならない。
●フロントライト=前照灯。これがないとトンネルの中や、夜の河川敷を走れません。
●テールライト=後部ライト。反射材で間に合わせることが多い。点滅式のライトをつけているロードバイク乗りもいる。「ここに私がいます。車の方は避けてください」という合図です。
●ベル=小さな音しか鳴らないのでロードバイクではまったく使えないのだが、いちおう付けないといけないことになっている。本当に危険なときは大声で叫びましょう。
バイクパッキング。キャンプツーリング。フロントバック。フレームバック。シートバック。
●バイクパッキング・キャンプツーリング=自転車で旅をする場合の言い方。荷物は人間が背負わずに自転車に背負わせるのが原則。
●フレームバッグ=三角フレームの中にすっぽりと収納しようという設計思想のバッグ。空いている空間を使おうという涙ぐましい努力!!
●トップチューブバッグ=トップチューブの上前方に固定するタイプのバッグ。スマホを装着できるタイプが人気。スマホのナビをつかえば道に迷うことがなくなります。
●フロントバッグ=ハンドル部分に装着するタイプのバッグです。
●シートバック=椅子の下のバック。シートポストに装着タイプのバッグ。ほぼサドルバッグと同じ意味で使います。サドルバッグの方が小さい。サドル下のサドルレールに装着するタイプです。バイクパッキングキャンプツーリングの場合、後輪の泥除け(フェンダー)にしてしまいます。
●ツールボトル。ツール缶。ツールケース。ツールボックス=ふだんサイクルボトルを収納するのに使用しているボトルケージを収納スペースにしてしまおうという設計の小さな物入れです。
ブレーキの名称。ディスクブレーキ。リムブレーキ。
●リムブレーキ。リムとはホイールの金属部分の外枠のこと。そこを挟み込んでブレーキングするのがリムブレーキです。部品のことをブレーキキャリパーといいます。水たまりの影響を受けて制動距離が伸びます。廉価でママチャリのブレーキはほとんどリムブレーキです。
●ディスクブレーキ=「ローター」ということがあります。オートバイなどはディスクブレーキです。水たまりの影響を受けにくく、制動力が強いのが特徴。
ギアとスプロケットの違いとは?
●スプロケット=後輪の歯車のこと。ギアとの用語使い分けは、ギアは一般名詞、自転車のようにチェーンを介したギア(歯車)のことを特にスプロケットといいます。変速の段数がスプロケットで決まります。変速機に対応したスプロケットを購入しましょう。
●クイック=簡単に車輪を外せるための装置のこと。ブレーキのクイック。前後輪のクイックなどがある。これのおかげでパンクの修理が簡単にできるし、輪行することもできるのだ。
●ディレイラー。フロントディレイラーとリアディレイラーがあります。
●電動シフター
ギアのシフトチェンジを物理的に引っ張るのではなく電動で調整します。