コロナ禍で「さっぽろ雪まつり」はバーチャル開催(実質中止)
2022年も「さっぽろ雪まつり」はバーチャル開催でした。実質的には中止ということです。
動画のラストに自衛隊がつくっている「さっぽろ雪まつり」の雪像が登場します。紋別市のものです。
札幌という交通の便のいい場所に雪像がかたまってあるからたくさんの人が見に来るのであって、ひとつだけポツンとあっても紋別まで「わざわざ見に来る」人は少ないだろうと思います。
わたしはかつて「さっぽろ雪まつり」を見たことがあります。
そのとき非常に印象的だったのが、私たちの背後を歩いていた北海道大学の学生たちの会話でした。
「あと四回これが見られるのか。うれしいなあ」
北海道以外から北大に進学してきた学生が、あと四回「さっぽろ雪まつり」を見られるのだ、と自分の学生生活をワクワクしていたのです。
私はちょっとうらやましいなと思いました。
コロナ禍の学生生活。一度も出席しないで卒業って??
北海道大学には北海道以外から多くの人が進学しているだろうと思います。
しかし今の子たちは可哀想ですね。2021年度も実質中止だったので四回見られるはずだった雪まつりの半分は見られませんでした。
そのまま北海道に就職すれば、四回といわず、もっとチャンスがありますが、地元に帰る人も多いんでしょうね。
もし私が北海道大学の学生だったら……たぶん四年でこの雪国から逃げ出したいと思うだろうなあ。
2022年大学卒業(予定)のウチの会社の新入社員の話しです。彼は専門学校から四年制大学に編入した子(四年制大学で二年間だけ学んだ)なのですが、二年間、一度も学校に行っていないと聞きました。
えっ。それでその大学を卒業したって言えるの? 通信制の大学の出身じゃん。放送大学出身みたいなものじゃん。
……いや、わたしもほとんど大学行かなかったけどさ。一回も行かなかったってどういう時代だよ。
雪の中走るランナーに目頭が熱くなる
私は北海道にはそこそこ通っていて、世界遺産の知床を見たり、北海道マラソンやサロマ湖100kmウルトラマラソンなどを走ったりしています。
※雑誌『ランナーズ』のライターにして、市民ランナーの三冠王グランドスラムの達成者の筆者が走る魂を込めた書籍『市民ランナーという走り方』(サブスリー・グランドスラム養成講座)。Amazon電子書籍版、ペーパーバック版(紙書籍)発売中。
言葉の力で速く走れるようになる、というのが本書の特徴です。走っている時の入力ワードを変えるだけで速く走れるようになります。言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。踵着地とフォアフット着地、ピッチ走法とストライド走法、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
雪の中をランニングしている人もいました。とくに北海道大学の構内にはランナーが多かったです。2020年東京オリンピック(実質2021年)のマラソンのコースでした。しかしあの時と今ではぜんぜん風景が違っています。
市街地では登山靴のランナーもいました。同族として頭が下がります。目頭が熱くなる思いです。
【スノーランニングのすすめ】豪雪地帯のランニング・トレーニングの方法は、トンネル往復走
この時期、私も地元(千葉県)では毎日のように走っていますが、札幌で走るのとではぜんぜん違います。
禅ランニング・瞑想ランニングが、こんな雪の中ではまったくできません。頭の中を空っぽにして無になるのが瞑想ランニングなのですが、足元が気になってランニング瞑想に入れないからです。ぼやっと走っていたらたちまち転倒します。
移住先を探す旅。なにもわざわざ雪国に移住する選択肢はない
私は移住先を探しています。すくなくともそういうテーマで旅をしています。
地元の方には申し訳ありませんが、なにもわざわざ雪国に移住する選択をすることは、私の場合はありえません。
しかし大学時代の四年間だけだったら札幌で暮らすのも面白かったのかな、と思います。乳しぼりとか、北海道ならではのバイトして楽しく過ごせたかもしれません。
ただしコロナ禍・感染症の時代でなければ。