手ぶらで砂漠に泊まることになった

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波間に浮かぶボトルの手紙を、インターネットの海に流しました。

このメッセージをあなたが受け取ってくれたのは「奇跡」です。

受け取ってくれて、ありがとう。

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅をしていますか?

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サハラ砂漠でラクダに乗る

イロハ「うわあ。サハラ砂漠だ。私、ラクダに乗るのが夢だったの」

海原のようにつづく砂。砂漠はまるで海のようです。砂漠が海だとすれば、船にあたるものがラクダです。ラクダは『砂漠の船』と呼ばれています。

私とイロハは、モロッコの旅の最中です。玄関口であるカサブランカから電車でマラケシュに向かい、マラケシュの安宿のフロントで2泊3日の砂漠ツアーに申し込みました。

地球の歩き方にはサハラ砂漠2泊3日だと相場は2870DH(ディルハム。当時は1ディルハム12.2円でした)と書いてありますが、私たちは700DHで申し込んでいます。これが現地ツアーの安さであり、放浪の旅人の実力です。まともに日本で申し込むよりも、現地で足と知恵を使えば、四分の一の値段で旅をすることができるのです。

ジャマエルフナ広場から世界遺産アイトバンヘッドウと、クライミングの聖地トドラ渓谷を見学して一泊。二泊目はいよいよ砂漠のキャンプで泊まるプランです。

砂漠の際(きわ)のホテルにバスが泊まると、荷物をホテルに預けます。ガイドが何か喋っていますが、よく聞こえません。語学ができないと個人旅行は不安だという人がいますが、まあ、こういうときはみんなと一緒に行動していればいいのです。語学なんかいりません。

ところがこの日は様子が違います。

ハルト「おいおい。もう出発するらしいよ。どういうことだ?」

荷物をホテルにあずけた現地ツアー一行が次々と砂漠に向かって歩き始めます。砂漠の際にはたくさんのラクダが足を折って座っており、あきらかに背中に人が乗るのを待っているようです。

イロハ「えっ。どういうこと? 状況がわからない。このままラクダに乗れってことかな?」

果たして、その通りでした(泣)。

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手ぶらで砂漠に出発。装備=何もなし

バスはもう終わりだから荷物をおろして、ちょっと休憩するためにホテルに荷物をあずけているんだと想像していたのですが、どうやらこのままラクダに乗るから、大きな荷物はホテルに置いて、手荷物だけで砂漠のキャンプに出かけるようです。

イロハ「ええっ。歯磨きも化粧道具も何も持ってないよ! 手ぶらで砂漠に泊まるなんてありえないから!」

ハルト「うおお。急がなきゃ。ドラクエ5の仮装してる場合じゃない」

ドラクエ5の仮装というのは、ベルベル・ストールという頭に巻いた青い布のことです。この青い頭巾を見て、大半の日本人はベルベル人よりはドラクエ5の主人公をイメージするのではないでしょうか?

イロハ「ラクダ。かわいい。まつげが長いんだね」

ラクダは砂が目に入らないように長いまつげを備えています。

イロハ「思ったよりも大きいね。そしておとなしいね」

ラクダなしで砂漠を横断しようとするのは、船なしで海を行くようなものです。砂におぼれて死んでしまうかもしれません。しかし、それでも私は何度ラクダを降りようと思ったことか。

こ、股間が痛い…。

大開脚地獄とはこのことでしょう。ヒトコブラクダの背中にハードタイプの鞍が設置されているため、大開脚した股間が痛くてなりません。股関節が柔らかい人は大丈夫なんでしょうが、とにかく脚を開かせすぎです。ラクダの背中も一歩ごとに上下しますので、最後は腕力で腰を浮かせて下からの突き上げに耐えていました。

いっそラクダを降りて走ろうか? サハラマラソンに出場した気持ちで。

心の中で葛藤しますが、どうにかラクダにしがみつきました。イロハが砂漠のラクダ横断を楽しみにしていたので、パートナーが走るというのも、空気を読めという感じです。

白人の中には降りて歩いている人も見かけました。慣れないうちは動物の背中に乗ることは簡単ではありません。アラビアのロレンス、すごいです。

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タジン鍋とクスクスの料理で盆踊り

どうにかたどり着いたキャンプ地で、夕食以外は自由時間です。どこかに出かけるといってもずっと砂漠ですから、キャンプのそばで日が沈むのをぼんやりと眺めます。

タジン鍋とクスクスの料理を食べて、夜にはベルベル人がキャンプファイアーを開催してくれました。ベルベル音楽を奏でる中、音楽とキャンプの火に興奮した日本人女性が踊り始めます。

日本人女性はフェズから来た、私たちとは別のツアー利用者だったのですが、砂漠のキャンプで一緒になりました。英語の流暢な旅慣れた感じの女性だったのですが、背は低く、足は短く、純和風なお顔立ちをしており、両手を頭の上にかざして踊る姿は、どう見ても日本の『盆踊り』にしか見えませんでした。

でもこういう場ではノリよく楽しんだほうがいいのです。人生、楽しんだもの勝ちです。

一歩引いてクールに眺めているだけよりも、陽気に歌って踊ったほうがベルベル人にも愛されます。踊る阿呆に見る阿呆、です。死して屍、です。旅の恥は搔き捨て、です。

こうして私たちは、英語が聞き取れないばかりに、手ぶらでサハラ砂漠に泊まることになってしまいました。

語学ができないと、こういうこともあります。

しかしこれもまた旅だと、受け入れるのみです。

※その他の旅先でのトラブルはこちらのまとめサイトからどうぞ

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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