ディスニー映画『モアナと伝説の海』に登場する半神マウイは実在の神さま

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ここではディスニー映画『モアナと伝説の海』に登場する半神マウイについて書いています。

マウイはディズニー映画の創作キャラではなく、どうやら実在の神さまらしいことをジャック・ロンドンの小説『水の子』で知りました。

マウイというのはどんな神さまなんでしょうか? ハワイの神話とはどんなものなのでしょうか?

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英雄マウイはロキ的な、アトラス的な、プロメテウス的なハワイ神話のトリックスター

ジャック・ロンドンの小説『水の子』にはこんな描写があります。

マウイとはポリネシアの神格化されたプロメテウス的英雄。天国に括り付けた釣り針で海底に沈んでしまった陸地を釣り上げたり、空を持ち上げたりした。空を持ち上げてくれたおかげで四本足で這っていた人間は立つことができるようになった。太陽をつかまえて昼を長くした。

……ということのようです。

映画『モアナ』の中で「神の釣り針がないと力が発揮できない」というような描写がありますが、ハワイ諸島を海底から釣り針で釣り上げた伝説が誇張されているもののようです。

実際に、太陽をつかまえたのは「妹の髪の毛でできた縄」だし、空を持ち上げたのは「筋肉」です。釣り針は使っていません。「釣り針がないと……」というのはあくまでも誇張なんですね。

プロメテウス的というのは、プロメテウスが人類のために火をあたえてくれたように、マウイは決定的に人類の役に立つことをしてくれたからです。

空を持ち上げるエピソードはプロメテウスというよりはアトラスという感じがします。

マウイはいたずら好きで北欧神話のロキっぽいところもあります。神の釣り針でハワイ島を釣り上げたというのは、人間のために善行をしようとしているのではなく、じぶんのやりたいようにやっていたらたまたまそうなっちゃった系の話しです。

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ジャック・ロンドンの小説『水の子』。聖書だと信じて、他はおとぎ話だと思ってしまうのは何でだろう。

ジャック・ロンドンの小説『水の子』にこんなやり取りがあります。

マウイの伝説を聞いて、「こんなおとぎ話を信じているのか?」とバカにする若者に対して、老人はいいます。

「自分の目でマウイを見たことはないが古くから語り継がれてきたことだ。聖書の神が世界を六日間で創造したってことにくらべたら、マウイは物事を具合よく整えただけで何も創造なんかしていない。そんなにたくさんのことはやっていないさ」

なるほどマウイの話しは「おとぎ話」に聞こえますが、聖書の神さまが世界を六日で創造した神話は「おとぎ話」というよりは「教養として知っていること」のように聞こえます。

本来ならばどちらも立場は共通のはずなのですが。

キリスト教の方だけ「おとぎ話」に聞こえないのは、それだけ教育という洗脳が人間の精神に及ぼす力の大きさを示しています。嘘も百回聞くと本当に聞こえるものなのです。

ここでジャック・ロンドンは小説らしく見事な切り返しをしています。

ハワイの島々は海底から火山活動によって隆起したものだし、進化論は四つ足の動物が二本足で立ち上がったことを示しているし、天文学は地軸の回転が遅くなったことで太古よりも昼が伸びたことを断言している。どれもマウイの行ったという伝説と矛盾していない、と。

キリスト教の神さまが「光あれ」といったアレはビッグバンのことなんだ、みたいな切り返しでした。お見事!!

キリスト教が世界一の信者数を誇る不滅の宗教であるのはなぜなのか?

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