機内エンターテイメントは個人のスマホで楽しむ時代
年に数回は乗っていた飛行機に、コロナ禍で約2年ぶりに乗りました。国内線に限定すると、10年ぶりぐらいになるかしら? 飛ぶときはいつも海外だったので。
アジアのバックパッカーは社会復帰できない。東南アジアでは、ちゃんと定職ついている人が貧しく、ちゃんと働いてない人が豊かに見える。バトゥ洞窟
国際線と国内線では、食事が出ないなどそもそも違うことが多いものですが、今回、乗った機体は全座席に機内エンターテイメント用の個人用モニターがありませんでした。
機内エンターテイメントの新作映画などはいつも楽しみにしていたのですが、モニターがないのでガッカリしました。そのかわりこんなものがありました。
機内Wi-Fiをつかってスマホで機内エンターテイメントが楽しめるそうです。個人用モニターがない代わりに自分のスマホが使えるというのです。さっそく実験してみました。
こちらが機内のフリーインターネットに接続した画面です。メールアドレスを入力すればインターネットが使えました。
本当はこんなメールアドレスの登録などなしに使わせるべきだと思います。国際的にはそれが標準です。しかし日本のフリーワイファイはメアド登録させるんですよね。ただじゃ使わせないぞ、という意識が剥き出しです。めんどくさいなあ。
実際に羽田空港、新千歳空港など空港の公衆Wi-Fiは、メールアドレスの登録もパスワードの入力もなしに繋いで即つかえました。この方式ですよ!!
面倒に思いながらメアド登録したので打ち間違えてしまったのですが、間違ったメアドでもそのまま登録できました。後日、メアドへの通知・CMが煩わしいと思ったら、わざと間違ったメアドを打ち込んでも大丈夫です。
座席の前にUSBポートもありました。スマホの充電もできます。
一席ごとに個人用ディスプレイを設置するよりも、航空会社としてもこちらの方が安上がりなのでしょう。今どき、シリアの難民でもスマホを持っていますから、飛行機に乗るような人は100%スマホを持っているといっても間違いないでしょう。手元のスマホで機内エンターテイメント映画(ビデオプログラム)も見られました。リアルタイムのフライト情報も教えてくれます。地上の山や湖の名前が、現在地がわかるので同定できます。
個人的に契約しているネットフリックスは通信回線が遅くて見られませんでしたが、Google検索はできました。
機内の個人用モニターよりも手元のスマホのほうが圧倒的に高性能です。従来の個人モニターは反応がとても遅かったですよね(笑)。このような環境下ならばもう機内モニターはいらないと思いました。
そもそも個人用モニターは目との距離が調整できませんし、重要なアナウンスなどは避けられないために眠たい目には邪魔な時もあります。
スマートフォンの方があっとうてきに便利です。おかげで機内で退屈しないですみました。今後はこうなっていくんでしょうね。
スマホなんていらない、という古いタイプの放浪のバックパッカースタイルは、もう本当に通用しなくなってしまいました。