メタバースなんて面白いわけないと思う。夢ほど迫真のバーチャルリアリティはない。

スポーツ・肉体
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『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』、小説『ツバサ』キンドル書籍にて絶賛発売中です。ぜひご一読ください。

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夢ほど楽しいものはない。

ど真ん中で寝る(笑)

わたしは頑張らないで生きようと決めました。頑張らないということは、惰眠をむさぼるということでもあります。だって寝るほど楽チンで楽しいことって他にないもの。

もうお金持ちになるのはあきらめた。

頑張らないということは、みずからをノーストレスの状態に置くということでもあります。そうすると、忙しくストレス満載だったころにはついぞ見なかった夢というものを見るようになりました。

夢って楽しいですね。どんな映画を見ているよりも楽しいです。映画は他人の空想の世界だけれど、夢は自分の好みな空想の世界だから。

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夢ほど迫真のバーチャルリアリティはない。

映画の場合、自分は画面を眺めている第三者ですが、夢の場合は登場人物そのものです。実際に自分が体験しているかのように、夢の中の出来事は感じることができます。

夢で自分が殺人鬼に襲われるシーンを見たら、無意識に肉体は身もだえて恐怖でぐっしょり汗をかいています。しかし映画で主人公が襲われるシーンを見ても、身体がそこまで反応するほどには没頭することはできません。

夢ほど迫真のバーチャルリアリティーはないのではないでしょうか。

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メタバース、AR、VR機器よりも、夢の方が楽しい。

ところで最近はメタバースなんてものがあります。仮想空間の中で現実のように過ごすという新しい試みです。バーチャルリアリティー(VR)、拡張現実(AR)という眼鏡セットのようなもので、仮想体験できるというシステムもあります。

しかしメタバース、AR、VR機器よりも、夢の方が楽しいことは間違いありません。没頭感、迫真力が違うからです。

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そもそも「動かない」「寝たまま」が楽しくないんだ、という認識がない。

バーチャルリアリティーは家に居たままにして何でもできる、というのがウリのようです。たとえば自宅に居ながら海外旅行ができる、とか。寝たままで楽しい体験ができるわけです。自宅のベッドに寝転がってハワイのビーチを味わえるとか、タヒチの海中散歩を即座に安価で楽しめるというのがウリなのですが、そういう人はそもそも「動かない」「寝たまま」が楽しくないんだということを考慮していないと思います。

私はこの人生で、肉体を使うこと以上の歓びはないと思っています。

肉体宣言。生きがいとは何だ? 肉体をつかってこその生き甲斐

キリスト教など多くの宗教が、肉体を束の間の仮のものと軽視し、形而上学的な死後の楽園を人生の目標に据えてしまったために、肉体を軽視し精神ばかり重視する人類の歴史が長く続きました。すばらしいものは形而上にあると考えるような偏見の時代が長く続いたのです。

しかしわたしは人間も動物である以上、寝たり、メシを食ったり、セックスをしたり、それ以上の歓びはないと思っています。メタバースにはそれが決定的に欠けています。

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「幸せとは脳内の化学的なある状態」だと定義している罠

究極的には、脳に電極を差し込んで、目(網膜)を使用せず、直接脳で映像を見せる、みたいなことを言います。要するに「体験」「興奮」「幸せ」というものは、脳内にある種のホルモンが満たされた状態なのだから、人工的な電気刺激でその状態はつくり出せるというわけです。

そんなに脳に直接快楽物質を送り込みたいのなら、ドラッグを解禁すればいいのでは? と思います。「幸せとは脳内の化学的なある状態」だと定義して、その状態を達成するためなら脳に電極を差し込んでもいいとするならば、ドラッグ摂取だって同じだと思います。

ドラッグは健康によくないって? ずっと座りっぱなしでメタ空間に脳内だけで遊んでいるのもそうとう健康に良くないと思います。

いくらAR眼鏡を掛けようとも、脳に直接電極を差し込もうとも、この肉体を使って世界を駆けること以上の快楽ではありえません。メタバースはこの肉体をつかって実世界で経験することを疑似体験、追体験しようとするものにすぎません。植物人間があたかも生きている人と同じように脳内で感じる、ということはできるでしょうが。

「幸せとは脳内の化学的なある状態」だと定義することに同意したとしましょう。幸せになるために、すなわち脳内に科学的なある状態をつくりだすために、AR眼鏡のような拡張現実機器を装着することも、脳に電極を差し込むことも、ドラッグ摂取も、何でもありだとしましょう。

それでもこの現実を肉体を使って大地を駆けることにはかないません。

ランナーズハイと同じ「幸福ホルモン」で、ドラッグで脳内が満たされたとしても、ドラッグでは汗が流れません。腹は減りません。喉は渇きません。空腹こそ最高のスパイスです。ランニングでジャンプを繰り返せば、筋肉を使い、心臓が脈打ち、体液が流れます。腸が動き排便が促されます。寒い日には暑いお風呂が、暑い日には冷水シャワーが、快楽を増してくれます。肌感覚で世界を感じることができます。

いくらVR眼鏡をかけてメタバースの世界で遊んでも、このような肉体的な作用は起こりません。それは「面白くないこと」「快楽が欠けること」だと思うのです。

命が燃えていることを感じるのは、おうおうにして生存が脅かされたときではないでしょうか。旅の本質は「恐怖」だといいます。まったく危険がなければおもしろくありません。ツアー団体旅行が放浪の旅ほど面白くないのは、危険が少ないからでしょう。

バックパッカーと普通の旅行者の違い。旅行者と旅人の違いとは?

メタバースや、VR眼鏡には、危険がありません。命が脅かされたときのゾクッとするスリルはありません。それは「快楽が欠けること」だと思うのです。

ときどき「これから世界はこうなる!」というようにメタバースに「全振り」している人を見かけますが、眉唾で遠くから眺めた方がいいと思います。

「祖先が愛したもの」は、そう簡単になくなりません。祖先が愛した食事、生活習慣、異性などは遺伝子に刻み込まれているからです。

わたしたちの祖先がこの肉体を使って大地の上に生きることで幸せを感じていたのだから、それをメタバースが越えていくのは「無理」だと私は考えています。

むしろ夢を見させてくれる技術の方にこそ、起きたまま体験する仮想空間VRやメタバースよりも期待したいと思っています。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

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このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
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小説『ツバサ』
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