マラソン呼吸法。「フォームを維持することに力を使いすぎてしまう状態」にならないように気をつける。

マラソン・ランニング
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「太った人」ではなく「痩せた人」のように見られたい願望

マラソン大会などで、たくさんの観衆に見られていると、つい格好つけてしまいますよね?

本当はばてているのに、ちっともそんなことないようなふりをしたり(笑)。

あるある!! わたしもそうでした。

レース中にライバルを抜き去るときも同じです。本当は呼吸が乱れているのに、すこしも苦しくないようなふりをして、余裕な顔して抜いたりとか……。

あるある!! わたしもそうでした。

そういうときには「太った人」ではなく「痩せた人」のように見られたいものですから、ぎゅっとお腹をしぼって走ります。すると腰がグッと高くなって、しばらく調子よく走れます。

もしかしてこのままお腹をしぼって走った方が速くゴールできるんじゃないかしら。

そんなふうにさえ考えます。

しかし残念ながら、これは幻想です。しばらく調子よく走れますが、反動がきます。

痩せた人のように腹をしぼるということは、腹筋をつかって内臓を持ち上げているのです。腹筋が疲労したときに、そのフォームは維持できなくなります。

また肺をしぼることで痩せた人のように見せかけているので肺を目いっぱい使っていません。やがて酸素負債におちいり、呼吸が荒くなります。

周囲の目を気にして「痩せた人」のように格好つけて走るのは、レース全体から見るとパフォーマンスを下げます。痩せている人のように腹はへこませない方がいいのです。

ランニング呼吸術。口からでも、鼻からでも、吸いたい時に吸って、吐きたい時に吐く。

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腹がひっこんでいる人でなく、腹が出ている人のように走る

太ももを大きく前に振り出して走るためには、腹をゆるめることが必要です。腹を緩めないことには大腿骨はダイナミックに動きません。

つまり「腹がひっこんでいる人」ではなく「腹が出ている人」のように走るのが正解ということです。痩せた人ではなく、太った人であるかのように走った方が、パフォーマンスは上がります。

ボディーブローで呼吸はとまる。着地衝撃から横隔膜を守るマラソン呼吸法

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背の高い人でなく、背が低い人のように走る

わたしたち市民ランナーの走りは「背が高い人」のようにではなく「背が低い人」のように走りましょう。

理由は同じです。

背が高い人のように走ると、肺が細長くのびてしまいます。この状態では横隔膜の深いところで深呼吸できません。胸式呼吸になってしまいます。

そうではなく背が低い人のように走りましょう。

そうすれば肺が下がり、横隔膜を使って腹式呼吸できるようになります。内臓を吊り上げる筋肉がゆるんで、ゆとりが生じるためです。

「腹圧をかける走法」です。

マラソンの呼吸法。「腹圧をかける走法」

背を伸ばすための筋肉というのがあるのです。ぐっと伸びをするための筋肉です。それを伸びるためにつかうのではなく、緩めれば推進力に利用することができます。

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雑誌『ランナーズ』のライターが語るマラソンの新メソッド。ランニングフォームをつくるための脳内イメージ・言葉によって速く走れるようになるという新メソッドを本書では提唱しています。

(本文より)

【入力ワード】写真からランニングフォームを学ぼうとする人が多いので注意喚起したいと思います。写真からフォームを学ぶのはお勧めできません。写真というのは瞬間を切り取ったものなので、間違った解釈をする可能性があるからです。「振り上げた脚」(往路)なのか「戻ってきた脚」(復路)なのか、写真ではわかりません。大地を蹴ったように見えている脚が本当に大地を蹴っているのか、大地を蹴ったように見えているだけなのか、写真からはよくわからないからです。写真で振り上げた膝の高さを見て「ふむふむ、膝はここまで上げるのか」と思い込んでマネするのもよくありません。慣性の法則で結果として脚がそこまで上がっているだけで、実際のランナーの意識としてはそこまで上げようとしていないかもしれません。「結果としてのフォーム」と「ランナー本人の走るときのフォーム意識(入力ワード)」は、必ずしも同じではないのです。

【腹圧をかける走法】そもそも息をするのは、酸素を吸うためです。吐くことよりも、吸うことに意識をおくほうが自然な発想です。肺の中に残っている空気(残気量)は、どうせゼロにはできないのです。吐き切るという努力は、動かない壁を押すような無駄な努力です。そこに力を割くべきではありません。持ち上がらないバーベルを無理やり持ち上げようと喘ぐと、余計に息が苦しくなってしまいます。楽に息するのとは真逆のことです。それよりも思いっきり吸うことです。そのための走法が腹圧をかける走法です。肺を絞って痩せた人のように走るのではなく、腹はたるんたるんと力を抜いてだらしなく腹が太った人のように走ります。そもそも重力は下向きなのだから、横隔膜を下げることは理にかなったことです。それに対して、吐き切ることを意識すると、重力に逆らって横隔膜を持ち上げながら肺を絞らなければなりません。どちらが楽にできると思いますか?

【ストライド走法】ピッチ走法には大問題があります。実は、苦しくなった時、ピッチを維持する最も効果的な方法はストライドを狭めることです。高速ピッチを刻むというのは、時としてストライドを犠牲にして成立しているのです。

【踵落としを効果的に決める走法】私はカラテ素人ですが、サブスリーランナーとして、すくなくとも「踵落とし」を無力化する方法をすぐに思いつくことができます。答えはカンタン。攻撃側が踵を振り上げて止まったポイント(これを上死点といいます)に、自ら打撃ポイント(脳天など)を近づけていくことです。上死点では運動エネルギーがゼロになっているために、破壊力もゼロです。上死点から距離をとらないことで「踵落とし」というキックを無力化できます。
ストライドを稼ぎたいあまりに、未熟ランナーほど振り出した前足が最も伸びきったところで着地してしまうのです。つまり「膝が伸びきったまま」「踵から着地」してしまうのです。これは「踵落とし」の運動エネルギーがゼロになっている上死点で着地してしまっているのと同じことです。これでは速く走ることはできません。

言葉のもつイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化して速く走れるようになる新理論の書。言葉による走法革命。とくに走法が未熟な市民ランナーであればあるほど効果的です。本書はあなたのランニングを進化させ、市民ランナーの三冠・グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するのをサポートします。
●「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」「アトムのジェット走法」「かかと落としを効果的に決める走法」「ハサミは両方に開かれる走法」「腹圧をかける走法」
マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」
究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」
●【肉体宣言】生きていることのよろこびは身体をつかうことにこそある。

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「フォームを維持することに力を使いすぎてしまう状態」にならないように気をつける。

どうしたって見た目は「痩せた人」「背の高い人」の方が格好がいいものです。そういう人の方が速そうに見えます。だからつい「痩せた人」「背の高い人」を演じて格好つけてしまうのですが、マラソン大会レース本番でそれをするのはやめてください。

それらは肺をしぼりあげることであり、やがて酸素負債におちいります。ベストパフォーマンスが発揮できるフォームではありません。

むしろ腹圧をかけて「太った人」「背の低い人」であるかのように走る方が正解です。

いずれにしても「フォームを維持することに力を使いすぎてしまう状態」にならないように気をつけてください。武道ではよく「自然体」といいますが、このことです。カタ(フォーム)をつくることに必要以上に意識を向けないということです。

いいフォームをつくるために練習しているのではありません。速く、長く走れるようになるために練習しているのです。

いや、格好つけたくなる気持ちは、わたしにもよくわかるんですよ(笑)。

でも本当の格好良さは自分史上最高「ベスト・バージョン・オブ・自分」だと信じて、太った人であるかのようにゴールまで走り切ってください。

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