YouTubeは広告のおかげでコンテンツが充実した
妻イロハが韓流にはまっている。
韓国ドラマ、韓国タレント、韓国ユーチューバー、ありとあらゆるところに韓国を持ち込んでくるのだ。
ソウル日本人学校出身の帰国子女の私としては「……」な感じである。
お察しください。<(_ _)>
まあ妻がジャニーズに入れあげてコンサートとか行っちゃうよりはマシかなあと思う。
とりわけ「fire tv fox」を導入して、YouTubeをテレビのモニターで見られるようになってからはもう歯止めがきかない。「うちは韓国か?」と思うほど、部屋の中を韓国語が飛び交っている。
※「fire tv stick」とは、テレビのHDMI端子に接続すれば、Wi-Fi経由で
YouTubeをテレビモニターで見ることができる端子です。
アレクサという音声認識で、キーボード検索しなくても、見たいコンテンツを
声で探し出すことができるので非常に便利です。
その韓国語をちょっと聞き取れてしまうところが、なおさらおれには「……」な感じなのだ。そこは
お察しください。<(_ _)>
ところでyoutubeを見ていると、途中、広告が入ってくる。
その広告がユーチューバーの収入になるわけだ。
収入があるおかげで昨今、本気でユーチューブチャンネルの経営に乗り出すクリエーターも多く、すさまじくコンテンツが充実してきている。
昭和のテレビ時代を知っているものからすれば、まさに時代が変わったなあという感じだ。
ターゲティング広告とは何か?
そのユーチューブの広告にはターゲッティング広告という手法が使われている。
あなたのユーチューブに出てくる広告と、私のユーチューブに出てくる広告は、違うのだ。
このこと、知っていましたか?
これがテレビだったら、誰でも同じ広告を見ることになる。
ところがターゲティング広告というのは、再生している器機ごとに、それぞれ流れてくる広告が違うのだ。
これをオンライン広告という。インターネットに繋がっていることが前提の広告だから。
もっと繊細に個人情報寄りな広告が流されてくる。
野球好きな人には野球の商品や野球のハウツーレッスンなどが広告されるのだ。
スマホ、タブレット、パソコンなど、一人一台の時代である。
各人はそれぞれ自分の知りたいこと、興味のあることを検索をしている。
たとえば夫ハルトはアウトドア、ランニング、ロードバイク、読書といった検索傾向がある。
妻イロハは海外旅行、大食い、ファッション、化粧品、韓国といった検索傾向があったりする。
その傾向は再生機器(デバイスといいます)ごとに閲覧履歴として把握されている。
個人を識別していないというが、実際にはグーグルアカウントでログインしていたりするから、個人の趣味嗜好は検索エンジン側には丸わかりだ。
個人は識別されていなくても、デバイスごとの閲覧履歴は把握しているわけだから、一人一台デバイスの時代であれば、実質、個人の趣味嗜好は把握されていることと同じことである。
その個人の趣味傾向を見極めて広告を出すことを、ターゲティング広告という。
たとえば釣り竿を買ってほしいとする。
テレビの「広告枠」にCMを打っても、実際に飼ってくれるのは釣り師だけだろうから、釣り師という「人」に広告を出した方が広告効率がいいだろうというのがターゲティング広告の考え方だ。
上記の検索履歴、閲覧履歴がものをいう。
情報をもっているところにお金(広告出稿手数料)が集まるのだ。
閲覧履歴から、釣り竿を検索した人にだけ、釣り竿広告を打つことが可能なのである。
テレビに広告を打つ場合、莫大な費用が必要になる。
しかしターゲティング広告の場合、もっと少ない費用で広告を打つことが可能だ。
facebook広告では指定した場所から半径●km以内の年齢●歳、性別女性といった広告が打てる。
facebook広告なら喫茶店だって広告が出せる。
このターゲティング広告は、利用者にもメリットがあるといわれている。
車を買いたくもないのに車のCMばかり見せられるテレビ広告にくらべて、オンライン広告では自分の閲覧、検索したことがある商品しか広告されないはずだ。
見たい広告だけにふれて、見たくない広告には触れないことが、メリットだと言われている。
ターゲティング広告の効果はどうか?
youtube でBTSはじめ韓流タレントを見まくっている妻イロハのスマホやタブレットには、なんと驚いたことに完全韓国語の広告が入ってくるらしい。
完全に韓国人だと思われているぞ。
時々、韓国でしか売っていなさそうな物品紹介が韓国語ナレーションで入るらしい。
どうすりゃいいんだターゲティング広告! それでいいのかターゲッティング広告!
せめて閲覧者が買える品物のCMしないと意味ないだろうに。
いや、スマホだったら閲覧国、閲覧場所なんて100%わかっているはずだ。
知っていますか? スマートフォンを持って海外旅行に行くと、現地に到着するや否や、時差を考慮して現在時刻が勝手に変わるのだ。
位置情報なんてバレバレなのである。
閲覧した地点がわかっているのだから、せめて広告は日本語のものに限定して配信設定すればいいじゃないか。
あるいは在日韓国人と思われているのかもしれない。
日本国在住の韓国人、けっこうな数がいるんだろうからね。
購買という目的達成(コンバージョンといいます)に達する可能性を考えたならば、近場のお店で買えるものを紹介するよりも、ネットでないと購入できない、しかも興味津々の韓国ものの物品広告をあげたほうが、より購買効果があがるのかもしれない。
そこはマーケターのセンスなのだろう。
ちなみに私はYouTubeで中田敦彦のYouTube大学をよく閲覧している。
すると私のYouTubeには、オーディオブックの広告が入る。
もはや中田敦彦は「お笑い」ではなく「学び」の範疇(セグメントといいます)に分けられているようだ。
でも笑えるよ。
YouTube大学は、漫才よりも笑える。
まとめ
YouTubeにおけるマーケティング広告について見てきた。
韓国人の動画ばかり閲覧していると、韓国人と間違えられてしまうということがわかった。
スマホで他者と一緒にYouTubeを見るような機会が誰にでもあると思う。
その時は、ターゲティング広告に注意してください。
「美少女育成ゲーム」なんかが閲覧途中で流されたときは、あなた自身にそういう閲覧履歴があるということが、一緒に見ている他者にバレてしまいます。
エロゲーが表示される人は、そういう閲覧、検索履歴があるからなのですよ。
他人と一緒にユーチューブを見ると、思わぬ趣味嗜好がバレちゃったりします。
お気をつけください。