くやしさからおのれの本当ののぞみを知る

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波間に浮かぶボトルの手紙を、インターネットの海に流しました。

このメッセージをあなたが受け取ってくれたのは「奇跡」です。

受け取ってくれて、ありがとう。

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悩み、ありますか? 苦しみ、ありますか?

「くやしくてやりきれない」そんな気持ちになることがあるでしょうか?

本稿は吉野源三郎著『君たちはどう生きるかから学ぶ、悔しさを昇華する方法について語っています。

この稿を読めば悔しさの正体がわかり、マイナスの気持ちをどうすればプラスに変えられるかを知ることができますよ。

【この記事を書いている人】
瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのハルトと申します。
ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。日本脚本家連盟修了生。
物書きとしての筆力は……本コラムを最後までお読みいただければわかります。
あなたの心にどれだけ言葉が残ったか。それがわたしの実力です。
※この稿の内容は以下のとおりです。
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くやしさは冒険の人生の勲章

『挫折を経験した事がない者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。』

相対性理論で新しい宇宙観に挑んだアインシュタインは言っています。

アインシュタイン理論によれば、失望とか挫折はあったほうがいいってことになりますよね?

くやしさは挑戦したあかし、冒険の人生の勲章でもあります。

しかしなかなか人間、感情をスパッと割り切れるものじゃありません。

もし挫折とか失意の人がいたら、いい本を見つけたので紹介します。

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』。そこにはこのように書いてあります。

王位を奪われた国王以外に、誰が国王でないことを不幸に感じる者があろう」と。

非常に際立った表現だと思います。具体的に書いてくれるから、言いたいことがよくわかりますよね。私もいろいろとくやしい思いを知っていますが、国王になれないことを不幸と感じたことは一度もないな(笑)。

私たちは、会社の課長になれなかったらくやしいと感じますが、国王になれなくてもくやしいとは思いません。
たしかに、たしかに。
それは、会社の課長にはなる機会も実力も自分にあると思っているけれど、国王にはなる機会も実力もないと自分で思っているからです。
つまりくやしさとは、自分にはそれを成し遂げる力があると自覚しているということなんですね。

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くやしさと逆の姿を思い浮かべれば、自分の本当に望んでいる気持ちがわかる

「片目を不幸と感じるのは、本来人間が二つ目を備えているはずなのにそれを欠いているからだ。もともと人間が一つ目だったら片目を悲しむものはいない。むしろ二つ目を悲しむに違いない」と君たちはどう生きるか』には書いてあります

不幸や悲しみは、周囲との比較によって生じるというのです。

私はどうすれば速く走れるか死ぬほど考えたランナーですが、足が三本あれば速く走れるとしても、三本足にはなりたいと思いません。

『サブスリーの難易度』(ランニングの技術まとめ)
自分の走歴と重ねて、走るための技術をまとめたサイトです。

悲しみ、苦しみに出会うおかげで、僕たちは本来人間がどういうものであるか、ということを知る。苦痛によって正常を知る」と。君たちはどう生きるか』では内臓のたとえでこのことを説明しています。正常ならば内臓の働きを感じないが、不調だからこそ内臓の働きを感じることができる、と。

心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な状態にいないことから生じている。苦痛のおかげで人間が本来どういうものであるべきかということをしっかりと心にとらえることができるのだ」と。

友達からいじめられたり、仲間はずれにされたりしたときに感じる苦しみやつらさは、それが人間本来あるべき姿でないことから生じていると吉野源三郎はいいます。つまり友達とは仲良く受け入れられている状態こそが人間本来の姿だと。悔しさと逆の姿を思い浮かべれば、自分の本当に望んでいる気持ちがわかります。

自分の本当の気持ちを知るのに悲しみや苦悩、くやしさは使えるというのです。

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コペルくんへの言葉は、作者自身への言葉だったからこそ、今もなお人の心を打つ

憎み合ったり敵対し合うことを不幸と感じ苦しむのは、人間が本来、調和して生きてゆくべきものだからだ」と君たちはどう生きるか』にあります

君たちはどう生きるか』は1937年に刊行された本です。
これから日中戦争(1937-1945)それにつづく太平洋戦争(1941-1945)がはじまろうという時代です。時代背景を考えれば、どれほど勇気ある執筆だったかということがわかりますよね。

本書では、外国人とも憎み合わず、敵対せず、調和していくようにと暗に子供たちを導いています。軍国少年教育とは真逆のヒューマニズムですね。

もっとも白人植民地主義者は押し入り強盗みたいなものですから「押し入り強盗と友達になろうとしても無理だ」という主張にも一理あると私は思います。

しかしそういう考えとは別に、逆の考えもあったし、それを主張できた人がいた、ということを心にとどめたいと思います。

あの時代に、よくまあこのようなことが書けたものだと思うのです。。

作中では、上級生に制裁される友達仲間の輪に怖くて加われず逃げたコペルくんが、自分を恥じるシーンで描かれている言葉ですが、作者が描きたかったのは、おそらく戦争のことでしょう。上級生というのは軍国主義者の大人たちにかこつけた仮託だと思います。

作者の吉野源三郎はコペルくんのような世間や軍人や官憲を恐いと思う心を持ちながらも、自分の心の声が叔父さんのように囁くから、勇気をもって正しいと思うことをしたのでしょう。

コペルくんへの言葉は、作者自身への言葉だったからこそ、今もなお人の心を打つのに違いありません。

人間が自分をみじめだと思うのは、本来、みじめなものであってはならないからだ」と。

もって生まれた才能を自由にのばしてゆけないことをやり切れないと思うのは、本来、人間はそうあるべきだからだ」と。

戦争によって家畜のように戦場に追い立てられみじめな思いをして、もって生まれた才能を無駄にしてしまった多くの若者たちがいました。

敗戦後に戦争反対をいうのは簡単ですが、まだ勝敗もさだかでない時期に「若者の才能が自由に伸ばせないみじめな軍国主義はやめろ」というのは難しいことです。

原爆を落とされて敗戦した後なら、ハルノートどおりに満州なんて無血引き渡ししてしまえばよかったんだと言えますが、ケンカに負ける前に満州放棄は難しかったと思います。

それで戦争を避けられても、魂が死んでしまう。

それでもそういうことが決する前に「周囲に流されるのではなく、自分で考えて、自分の道を勇気をもって行け」ということは、まさにそのように考えている者でなければできないことだと思います。

吉野源三郎も、悩み、苦しみ、くやしさから、おのれの本当の気持ちに気づいたのでしょう。

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苦しみや悲しみは生きるために利用できる

ぼくたちは、自分の苦しみや悲しみから、いつでもこういう知識を汲みだすことができる

苦しみや悲しみを否定したり消し去るのではなく、生きるために利用しましょう。

くやしさをしっかりと見つめて、分析して、逆の感情を思い浮かべます。

それこそがあなたの望んだ本当の姿です。

マイナスの感情を、プラスに昇華することができます。

「自分勝手な欲望や、虚栄心から不幸や苦労を感じるならば、それらを去れば、不幸や苦労はなくなる。

自分勝手な欲望や、虚栄心を持つべきではないことを苦痛や苦労が教えてくれる」

ぼくたちが悔恨の思いに打たれるのは、自分はそうでなく行動することもできたと考えるからだ

失意はあってもいいのです。失意あっての冒険の人生です。
失意から、自分の欲望、本当のあるべき姿を知ることができます。
そうではない自分こそが、失望やくやしさの本当の意味です。

苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲みだしていこう。正しい道を歩いてゆく力があるからこそ、こんな苦しみもなめるのだ

『君たちはどう生きるか』は勇気をくれる本です。

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悩みがあっても、悩みをかかえたまま走ればいい

私たちは、どう生きるか?

それは私には言えません。個人がそれぞれ結論をだしていくべき問題です。

しかし、失意、苦悩、くやしさから本当の自分の気持ちがわかれば、どうすればいいのか、もうわかりますよね?

わたしにいえることは、ただ一つ、うじうじ考えるより、今この瞬間即座に行動した方がいい、ということだけです。

いつまでも考えているのはもうやめよう。
いつまで考えつづければ気が済むのですか?

きっとあなたはもうコペルくんよりもはるかに年上のはずです。

もしかしたら執筆当時の吉野源三郎よりも年上になっているかもしれません。

悩みがあっても悩みをかかえたまま走ればいい。いつまでもうじうじすんな!

私たちは、どう生きるか?
その答えは人それぞれですが、たとえどんな答えであっても、それを今すぐ行動にうつすべきだと思います。

冬には春になったら始めよう、春には夏になったら始めよう、では何も始まりません。

やってみて、ぶつからなければ、くやしさも苦悩もないのです。何かに気づくこともありません。

「僕は、すべての人がおたがいによい友だちであるような、そういう世の中が来なければいけないと思います。人類は今まで進歩してきたのですから、きっと今にそういう世の中に行きつくだろうと思います。そして僕はそれに役立つような人間になりたいと思います」

戦前にこういうことを書いた人がいたということが、私たちに勇気をくれます。何かに悩んでいる人は、一度読んでみるといいと思いますよ。おすすめします。

マンガ版もでています。

キンドル版もあります。

キンドル本の使い方をこちらの稿で解説しています。

読み放題サービス「電子書籍kindle」の使い方3選(画像入り解説付)
石や骨に字を刻む時代から、紙に字を染み込ませる時代を経て、人類はコンテンツをデジタルで後世に伝える時代になったのです。スマホ完結型の新時代の読書体験をお試しください。

単品で買うこともできますが、読書家の方はキンドルアンリミテッドで読み放題となります。
裏ワザですが、30日間無料体験してやめれば、実は『君たちはどう生きるか』が無料で読めちゃいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

これからも良書の紹介をしていきたいと思っています。

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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