ユリシーズとオデュッセイア

本-映画-メディア
スポンサーリンク
『ドラクエ的な人生』とは?

心の放浪者アリクラハルトの人生を走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

書籍『市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座)』『通勤自転車からはじめるロードバイク生活』、小説『ツバサ』キンドル書籍にて絶賛発売中です。ぜひご一読ください。

YouTube動画

vehicle-night-in-japan

スポンサーリンク

ジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』よりもホメロス『オデュッセイア』の方を読むべき理由

ここで取り上げるのはジョイスの「ユリシーズ」です。そしてここで書こうとしているのは「創作」「物語」のことです。「文学」ではありません。文学だと「人間の真実を追求する」臭が漂います。学究ではなく、エンターテイメントのことです。

戦争や冒険は体験したものにとってはリアルな現実ですが、体験していない者にとってはフィクションに似ています。「わたし(=作者)」の現実の中に、戦争や冒険がなければ、それは「わたしにとってのリアル」ではありません。

すると「わたしにとってのリアル=たわいもない日常を書こう」というやからが必ず現れるのです。人間の真実とはこの日常そのものにあるのだから、という理論武装がなされます。作者としては「人間の真実を描いているつもり」なのです。

「たわいもない日常」だったら、誰だって経験しています。何も本を読む必要はありません。本を読むよりも自分が経験した方が面白いに決まっています。
日常の真実は、読書体験でなく、リアルに生きることができるのです。リアルRPG、リアル・ドラクエです。こんなに楽しいものはありません。平凡な日常よりも、大冒険をこそ、わたしたちは読みたいのです。

『ユリシーズ』は『オデッセイ』を日常の一日に落とし込んだものだといわれています。

※関連記事

小説のはじまりは「怒り」。詩聖ホメロス『イリアス』は軍功帳。神話。文学

トロイ戦争その後。オデュッセイアの表ルートと、アエネーイスの裏ルート

写本による淘汰。『イリアス』と『オデュッセイア』のあいだ。テレゴノス・コンプレックス

×   ×   ×   ×   ×   × 

このブログの著者が執筆した「なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?」を追求した純文学小説です。

「きみが望むならあげるよ。海の底の珊瑚の白い花束を。ぼくのからだの一部だけど、きみが欲しいならあげる。」

「金色の波をすべるあなたは、まるで海に浮かぶ星のよう。夕日を背に浴び、きれいな軌跡をえがいて還ってくるの。夢みるように何度も何度も、波を泳いでわたしのもとへ。」

※本作は小説『ツバサ』の前編部分に相当するものです。

アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

Amazon.co.jp

×   ×   ×   ×   ×   × 

スポンサーリンク

ユリシーズはオデュッセイアが下敷き

わたしが本当に書きたかったのは世界文学の古典『オデュッセイア』のことです。なのにどうして『ユリシーズ』もとりあげたのかというと、「オデュッセイア」を下敷きに『ユリシーズ』は描いているからです。

ユリシーズというのはオデュッセイアの英語読みです。タイトルからして作者は下敷きを隠すつもりがありません。というよりも、むしろ挑戦しているのです。

誰もが知る大冒険を、どれほど見事に日常の中に調理してみせるか、作家としてのおれの腕を「見てくれ」という読者への宣戦布告のようなものです。

古代ギリシアの大冒険を、現代アイルランドのありふれた日常に仮託して小説化しているのです。トロイの木馬を発案した知将オデュッセウスの10年にも及ぶ大冒険(漂泊)が、平凡な小市民の一日に対応して描かれているのです。

これは日本でいえば西遊記」に描かれた西天取教のエッセンスを、平凡な江戸時代の庶民の一日の中で描きつくす試みのようなものです。『西遊記』の物語の終わりで孫悟空は「仏」になります。わずか一日で庶民を仏にするのは容易ではないでしょうが、他力本願の専唱念仏だったら何とかなりそうです。『ユリシーズ』というのはそういうことです。なむなむ

西天取経の旅(旅の思想まとめサイト)
三蔵法師が西域へと旅立ったのは、冒険がしたかったからではありません。「生きるとは何か」「幸せとは何か」「悟りの境地とはいったいどんなものか」知りたかったからです。 それを追求せずに旅をしても意味はないと私は考えています。

神話を平凡な一日を仮託するというのは具体的にどういうことでしょうか?

たとえばギリシア神話の冥界を墓地に、冥府の主ハデスを墓地の管理人に、冥界の番犬ケルベロスを会葬に立ち会う神父に、という風に役割を割り振って日常に寄せていくわけです。

オデュッセウスが航海の途中で遭難し打ち寄せられた孤島の美女ナウシカは、通りすがりの色っぽい若い娘に仮託されます。

なんとオデュッセイアの故郷イタケー島は「自宅」です。やっぱりね。そうだと思ったよ。

トロイア戦争の勝利から故郷へ帰るためのオデュッセウスの10年に及ぶ苦難の大冒険は、平凡な中年男が自宅に帰る話しになっちゃっているのです。

『ユリシーズ』の中では文学上の実験もされているのですが、わたしは「平凡な一日もまた大冒険だ」みたいな発想に、なにか失墜、堕落のようなものを感じるのです。物語よ。小説よ。これでいいのか!? と問いかけたくなります。

スポンサーリンク

この世界は奇跡。すべての一日が神話に匹敵する。そりゃそうだけど、だからってそれでいいのか。

この世界は奇跡なんだから、すべての一日が神話に匹敵する。

作者の主張を斟酌すればこういうことのようです。そりゃそうなんだろうけど、だからってそれでいいのか??

「生きていることは奇跡です。この世界は神話に等しいのです。オデュッセウスが故郷イタケー島に帰ったように、誰だって一日の終わりに自宅に帰るではありませんか。それが真実でないなら、私たちの人生に真実があるでしょうか?」

すべての一日が神話に匹敵する、というわけである。むむむ……だからってそんな物語が読みたいですか? わたしはあまり読みたいとは思いません。

「人生を生きるには二つの方法しかない。一つは奇跡などまったく存在しないと思うこと。もう一つはすべてが奇跡だと思うこと」

アインシュタインはそう言いました。そりゃあ平凡な日常だって奇跡なんでしょうけど……主張はいちいちごもっともであるが、どうです。みなさん。こういう物語を読む気になりますか?

とてもじゃないが、私は読む気になれません。っていうか、どうせ読むなら原点のオデュッセイアが読みたいと思いませんか?

スポンサーリンク

オデュッセイアは大冒険の別名

オデッセイとは、ただの「オデュッセイア」の意味ではなく、今では壮大な物語、大冒険を差す一般名詞にさえなっています。「さあ。オデュッセイアのはじまりだ」と言ったら、大冒険のはじまりだという意味です。

映画「2001年宇宙の旅」の現代は「スペースオデッセイ2001」です。

トロイア戦争を勝利して終えたイタケーの王オデュッセウスの故郷への帰郷は、困難なことこの上ない大冒険になってしまいました。ただ故郷へ帰るだけなのに。

ボスポラス海峡を渡って陸路で帰るルートもあったでしょうに。地中海クルーズ(海路)での帰国を選んだのが運のツキでした。

なぜならオデュッセウスは海神ポセイドンに嫌われて、帰宅を邪魔されているからです。そう簡単に帰れるはずがありません。ポセイドンですよ。神話中ナンバー2の神様に邪魔されているのに、どうしてたやすく帰れるというのでしょうか?

答えはひとつしかありません。捨てる神あれば拾う神あり。戦いの女神アテネや、空を飛ぶ靴を履くヘルメス神などの神様が、オデュッセウスを助けてくれるからです。

人間の力でなされることはひとつもない。すべては神の御意思——というのは『イリアス』から変わりません。

この時代の物語は、人間が戦っている上空で、神様が空中戦をやっているイメージです。主人公が勝つのは主人公に味方した神が勝つからであり、主人公が負けるのは主人公に味方した神が負けるから、なのです。何事も神次第なのです。だから『オデュッセイア』は『ギリシア神話』の神の痕跡のひとつとされています。

『古事記』に似ています。文学の中で立派に宗教していたのです。『古事記』の天照大神をうやまうように、『オデュッセイア』の女神パラス・アテナをうやまっていたのです。

スポンサーリンク

寄港する島ごとにトラブルが発生。アニメ『ワンピース』『銀河鉄道999』のようなストーリー

 

オデュッセウスは家に帰るという目的のために航海します。寄港する島(遭難して流れ着く島)ごとに大事件があり、生存を脅かすような怪物がいます。そいつらを倒して事件を解決してまた次の冒険の島へと進んでいくわけです。まるでアニメ『ワンピース』のような物語。それがオデュッセイアです。船を汽車に変えれば『銀河鉄道999』みたいだとも言えます。

オデュッセイアは紀元前8世紀の作品ですから、ワンピースはオデュッセイアの2800年後の後継作品ということになりますね。

クロコダイルゲッコー・モリアドフラミンゴの代わりに、一つ目の巨人キュクロプスサイレンの魔女、怪物スキュラなどが登場するのです。

どうです。これぞ物語ではありますまいか? これでも『ユリシーズ』が読みたい?

いや、古典の原典のほうを読みましょうよ。

スポンサーリンク

リアルRPG、リアル・ドラクエ。本を読むより、自分が体験した方がいい

そもそも「たわいもない日常」だったら、自分だって経験しています。何も本を読む必要はありません。本を読むよりも自分が経験した方が面白いに決まっています。

日常が真実ならば、その真実をリアルに生きることができるのです。リアルRPG、リアル・ドラクエです。こんなに楽しいものはありません。

リアルでヒリヒリした肌感は、リアルワールドでしか味わえないものです。

文字よりも肉声からもらう情報の方が人間にとっては情報量が多いと言われています。感情というのは文字からよりも言葉そのものから伝わるのだ。

泣き声とか悲鳴とか、そういったものは文章では表現しきれません。しかしリアルに聞けばたとえ相手が外国人だって気持ちがわかってしまうものなのです。

ヒトラーが『我が闘争』の冒頭で、文章に書かれたものよりも演説の方が人の心を動かすというような内容のことを述べています。活字よりも肉声の方がはるかに感情を届けるものだからです。

スポンサーリンク

文章のブログよりも映像のYouTubeの方が閲覧数が多く収益化しやすい

文章のブログよりも映像のYouTubeの方が閲覧数が多く収益化しやすいのは、それが理由でしょう。

上記のようにわたしは「日常」を描こうとする作家のスタンスには賛同できません。むしろアニメの宮崎駿監督のように魔法飛行インドラの矢を描いた作品こそ見たいと思うのです。

子供だましのB級作品だと思いますか? 絵空事だと思いますか? 本当にそうでしょうか。人間の「つながり」のようなものは極限状態でこそ輝くものです。追い詰められ、虚飾を剥ぎ取られ、一番大切なものしか選べないときに、人間の真実は輝くものなのです。

真実を暴くには装置がいります。それこそが虚構ではないかと思うのです。

果敢な冒険の物語のなかにこそ「人間の真実」がまざまざと描かれているものなのです。

だから「ユリシーズ」ではなく「オデュッセイア」なのです。古典の原典のほうを読みましょう。

×   ×   ×   ×   ×   × 

このブログの著者が執筆した純文学小説です。

「かけがえがないなんてことが、どうして言えるだろう。むしろ、こういうべきだった。その人がどんな生き方をしたかで、まわりの人間の人生が変わる、だから人は替えがきかない、と」

「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」

本作は小説『ツバサ』の後半部分にあたるものです。アマゾン、楽天で無料公開しています。ぜひお読みください。

Bitly

×   ×   ×   ×   ×   × 

物語のあらすじを述べることについての私の考えはこちらをご覧ください。

物語のあらすじを紹介することについて
あらすじを読んで面白そうと思ったら、実際に照会している作品を手に取って読んでみてください。ガイドブックを読むだけでなく、実際の、本当の旅をしてください。そのためのイントロダクション・ガイダンスが、私の書評にできたらいいな、と思っています。

私は反あらすじ派です。作品のあらすじ、主題はあんがい単純なものです。要約すればたった数行で作者の言いたかった趣旨は尽きてしまいます。世の中にはたくさんの物語がありますが、主役のキャラクター、ストーリーは違っても、要約した趣旨は同じようなものだったりします。

たいていの物語は、主人公が何かを追いかけるか、何かから逃げる話しですよね? 生まれ、よろこび、苦しみ、死んでいく話のはずです。あらすじは短くすればするほど、どの物語も同じものになってしまいます。だったら何のためにたくさんの物語があるのでしょうか。

あらすじや要約した主題からは何も生まれません。観念的な言葉で語らず、血の通った物語にしたことで、作品は生命を得て、主題以上のものになるのです。

作品のあらすじを知って、それで読んだ気にならないでください。作品の命はそこにはないのです。

人間描写のおもしろさ、つまり小説力があれば、どんなあらすじだって面白く書けるし、それがなければ、どんなあらすじだってつまらない作品にしかなりません。

しかしあらすじ(全体地図)を知った上で、自分がどのあたりにいるのか(現在位置)を確認しつつ読書することを私はオススメしています。

作品のあらすじや主題の紹介は、そのように活用してください。

偉そうに? どうして無名の一般市民が世界史に残る文豪・偉人を上から目線で批評・批判できるのか?
認識とか、発想とかで、人生はそう変わりません。だから相手が世界的文豪でも、しょせんは年下の小僧の書いた認識に対して、おまえはわかってないなあ、と言えてしまうのです。それが年上だということです。涅槃(死。悟りの境地)に近いということなのです。
スポンサーリンク

本は電子書籍がおすすめです

本を読んで何かを考えた「あなた」。人生には『仕事を辞める』という選択肢があります。

人生を変えたいのならば、仕事を辞めるという選択肢がある。
団体バスの行き先がろくな場所ではないとわかったら、もうバスは降りてしまっていいのではないですか? 仕事を変えれば、生き方を変えることができますよ。 今は退職代行サービスや、転職エージェントがあなたのキャリアアップを助けてくれる時代です。

これからもたくさんの良質な本に出会いたいという「あなた」。本は場所をとらない電子書籍がおすすめです。

kindle unlimitedは、電子書籍kindleキンドルを利用した和書12万冊、洋書120万冊以上の読み放題サービスです。

kindleの使い方

読み放題サービス「電子書籍kindle」の使い方3選(画像入り解説付)
kindle unlimitedの使い方を解説します。 ここではデジタル書籍の読み放題サービスである kindle unlimitedについてその使い方をご紹介しています。読書には、物理的に紙の本を買う方法と、デジタル文字をダウン...

アマゾンプライムの使い方・入会方法

アマゾンプライム会員登録のしかた(無料体験だけして解約する方法)
このページではパソコンを使用したAmazonプライム会員に登録するやり方を解説しています。 Amazonプライムビデオを視聴するためには、Amazonプライム会員に登録しなければなりません。 プライムビデオを視聴する=Amazo...

オーディブルの使い方

オーディオブックは究極の文章上達法
言葉というのは音楽的に語感で覚えているものです。語学が得意な人は耳がいいのです。耳がよくなければ、文章はうまくなりません。 文章がうまくなりたければ、目を閉じて耳を澄ませましょう。

私はオーディオブックは究極の文章上達術だと思っています。

人生を変えた本『旅に出ろ! ヴァガボンディング・ガイド』リアル・ドラゴンクエスト・ガイドブック
いくら旅に時間を費やしたところで、自分と向き合うことに時間を費やさなければ、何の意味もありません。どれだけ何かが変わっても、それに対処するのは自分しかないからです。 どこに行こうと、何が変わろうと、そこには自分がいます。これは言葉ではありません。生き方なのです。
人生を変えたいのならば、仕事を辞めるという選択肢がある。
団体バスの行き先がろくな場所ではないとわかったら、もうバスは降りてしまっていいのではないですか? 仕事を変えれば、生き方を変えることができますよ。 今は退職代行サービスや、転職エージェントがあなたのキャリアアップを助けてくれる時代です。
記事がよかったらポチっと応援お願いします。
いい記事のシェア・拡散にご協力ください。
ドラクエ的な人生 - にほんブログ村
記事がよかったらポチっと応援お願いします。
いい記事のシェア・拡散にご協力ください。
ドラクエ的な人生 - にほんブログ村
お買い忘れはありませんか?
ワンクリックでお買いものは終了。人生を楽しもう。
★ブログ・アフィリエイトという副業★

ブログを運営して副業をはじめませんか? 「あなた」だけが知っているお宝グッズ、使えるアイテムがあるはずです。それを紹介するだけで報酬をゲットできます。おすすめのアフィリエイト・サービス・プロバイダーは「もしもアフィリエイト」です。こちらから無料会員登録できますよ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★ブログ・アフィリエイトという副業★

ブログを運営して副業をはじめませんか? 「あなた」だけが知っているお宝グッズ、使えるアイテムがあるはずです。それを紹介するだけで報酬をゲットできます。おすすめのアフィリエイト・サービス・プロバイダーは「もしもアフィリエイト」です。こちらから無料会員登録できますよ。

★★

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
【この記事を書いている人】

アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。

【この記事を書いている人】
アリクラハルト。物書き。新狩猟採集民族、遊民主義の提唱者。心の放浪者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。ソウル日本人学校出身の帰国子女。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。大西洋上をのぞき世界一周しています。千葉県在住。
このブログ著者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』
書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。 その過程で、ママチャリのすばらしさを再認識したり、どうすれば速く効率的に走れるようになるのかに知恵をしぼったり、ロードレースは団体競技だと思い知ったり、自転車の歴史と出会ったりしました。 ●自転車通勤における四重苦とは何か? ●ロードバイクは屋外で保管できるのか? ●ロードバイクに名前をつける。 ●通勤レースのすすめ。 ●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。 ●ロードバイク・クラブの入り方。嫌われない作法。 などロードバイクの初心者から上級者まで対応する本となっています。
Amazon.co.jp: 通勤自転車から始めるロードバイク生活 (民明書房) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
Amazon.co.jp: 通勤自転車から始めるロードバイク生活 (民明書房) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。 その過程で、ママチャリのすばらしさを再認識したり、どうすれば速く効率的に走れるようになるのかに知恵をしぼったり、ロードレースは団体競技だと思い知ったり、自転車の歴史と出会ったりしました。 ●自転車通勤における四重苦とは何か? ●ロードバイクは屋外で保管できるのか? ●ロードバイクに名前をつける。 ●通勤レースのすすめ。 ●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。 ●ロードバイク・クラブの入り方。嫌われない作法。 などロードバイクの初心者から上級者まで対応する本となっています。
Amazon.co.jp: 通勤自転車から始めるロードバイク生活 (民明書房) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
Amazon.co.jp: 通勤自転車から始めるロードバイク生活 (民明書房) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
書籍『市民ランナーという走り方』
書籍『市民ランナーという走り方』Amazonにて発売中
ランニング・マラソンについて体系的に学びませんか? このブログの著者の書籍がAmazonにて発売しています。雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 市民ランナーの三冠グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するための方法を教えます。 本書の特徴は、ランニングフォームをつくる入力ワードを変えることで速く走れるようになるというものです。パフォーマンスを肉体が再現するための入力ワードによって、いわば言葉の力によって速くなるというメソッドを提唱します。 ●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム? ●初心者が習得すべき「アトムのジェット走法」「踵落としを効果的に決める走法」 ●ピッチ走法とストライド走法、どちらで走るべきなのか? ●ストライドを伸ばすための「逆くの字走法」「ハサミは両方に開かれる走法」って何? ●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは? ●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」って何? ●戦闘フォーム「ヤジロベエ走法」ってどんなフォーム? ●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は? ●スピードに教わる。自分の肉体から学ぶ「オオカミ・ランニング」とは? ●ウルトラマラソンの走り方「ばあちゃん走法」とは? 本書を読めば、「マンガに学ぶ実走」などの言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。 踵着地とフォアフット着地、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。 ●「世界が美しく見える魔法」とは? 禅ランニング・瞑想ランニングのやり方 カルペ・ディエム。この本は「ハウツーランニング」の体裁をした市民ランナーという生き方に関する本です。 あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。 市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
Amazon.co.jp: 市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
Amazon.co.jp: 市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
書籍『市民ランナーという走り方』Amazonにて発売中
ランニング・マラソンについて体系的に学びませんか? このブログの著者の書籍がAmazonにて発売しています。雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 雑誌『ランナーズ』のライターだった筆者が贈る『市民ランナーという走り方』。 市民ランナーの三冠グランドスラム(マラソン・サブスリー。100km・サブテン。富士登山競争のサミッター)を達成するための方法を教えます。 本書の特徴は、ランニングフォームをつくる入力ワードを変えることで速く走れるようになるというものです。パフォーマンスを肉体が再現するための入力ワードによって、いわば言葉の力によって速くなるというメソッドを提唱します。 ●絶対にやってはいけない「スクワット走法」とはどんなフォーム? ●初心者が習得すべき「アトムのジェット走法」「踵落としを効果的に決める走法」 ●ピッチ走法とストライド走法、どちらで走るべきなのか? ●ストライドを伸ばすための「逆くの字走法」「ハサミは両方に開かれる走法」って何? ●マラソンの極意「複数のフォームを使い回せ」とは? ●言葉の力で速くなる「動的バランス走法」「ヘルメスの靴」って何? ●戦闘フォーム「ヤジロベエ走法」ってどんなフォーム? ●究極の走り方「あなたの走り方は、あなたの肉体に聞け」の本当の意味は? ●スピードに教わる。自分の肉体から学ぶ「オオカミ・ランニング」とは? ●ウルトラマラソンの走り方「ばあちゃん走法」とは? 本書を読めば、「マンガに学ぶ実走」などの言葉のイメージ喚起力で、フォームが効率化・最適化されて、同じトレーニング量でも速く効率的に走ることができるようになります。 踵着地とフォアフット着地、どちらが正解か? 本書では明確に答えています。 ●「世界が美しく見える魔法」とは? 禅ランニング・瞑想ランニングのやり方 カルペ・ディエム。この本は「ハウツーランニング」の体裁をした市民ランナーという生き方に関する本です。 あなたはどうして走るのですか? あなたよりも速く走る人はいくらでもいるというのに。 市民ランナーがなぜ走るのか、本書では一つの答えを提示しています。
Amazon.co.jp: 市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
Amazon.co.jp: 市民ランナーという走り方(マラソン・サブスリー。グランドスラム養成講座) 電子書籍: アリクラハルト: Kindleストア
このブログ著者の小説『ツバサ』
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
Bitly
小説『ツバサ』
主人公ツバサは劇団の役者です。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」
Bitly
本-映画-メディア
スポンサーリンク
アリクラハルトをフォローする
ドラクエ的な人生
タイトルとURLをコピーしました