メキシコシティでは高山病に注意

スポンサーリンク

どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

スポンサーリンク

メキシコシティーの標高は、山の頂上よりも高い

メキシコシティの標高は海抜2,250m。九州最高峰の宮之浦1,936m、四国一の名山、石鎚山1,982mよりも高いのです。鳥海山の山頂2,236mよりも高いところにあります。

こういう場所へ飛行機で一気に降り立つわけですから、酸素の薄さに苦しむことになります。

メキシコシティでは市街地のリッツホテルに泊まったのですが、久しぶりに日本アルプスの山小屋での息苦しさを思い出しました。ビールを飲んでは酸素を求めて喘ぎ、階段を登っては喘ぐ。喋っても息苦しくなりました。

立山黒部アルペンルートの最高地点にあるホテル立山が標高2,450mですから、ほぼホテル立山に泊まるのと同じ覚悟でメキシコシティでは過ごす必要があるのです。自分の足でなくアルペンルートであっさり登ってしまうと、ホテル立山では高山病の症状が出るがあります。

起きているあいだは息苦しさを自分で自覚できるため深い深呼吸を自分で行えるのですが、問題は眠った後です。寝ると普段の下界での呼吸に戻ってしまうため、酸素が足りずに翌朝、頭痛がします。これが高山病の主たる症状です。

スポンサーリンク

メキシコシティーオリンピックの君原健二

かつて1968年にメキシコシティーオリンピックがありました。サッカーでアジア人初の大会得点王になった釜本邦茂さん(日本チームとしては銅メダル)や、月面宙返りの塚原光男さんがメキシコ大会で活躍した有名選手ですが、当マラソン系サイトとしては忘れてはいけない人は君原健二さんです。私は何度か君原さんと同じ市民大会を走っています。敬意を込めて頭を下げて抜きましたが。

前回1964年の東京オリンピックで、全国民注視の中、マラソンランナー円谷幸吉がトラック勝負でイギリス人に抜かれて銅メダリストになりました。2時間16分22.8秒でした。センセーショナルな負け方だったうえに日本人が陸上競技で獲得した唯一のメダルが円谷の走りだったために、次のメキシコシティ五輪では金メダルを期待されていたのです。しかし円谷は故障に苦しみ有名な「食いものばっかりの遺書(疲れ切ってしまって走れません)」を残して自殺してしまいます。国民全員の期待に応えられないことが辛かったんでしょう。

その円谷の代わりに国民の期待に応えたのが君原健二でした。メキシコ五輪では見事銀メダルを獲得します。2時間23分31秒でした。

メキシコシティ五輪では、空気の薄い高地で行われた事から、トラック競技や跳躍競技で多数の世界記録が誕生したと言われています。男子幅跳び記録は現在でもオリンピック記録として残っているとか。

ロードバイクに乗って高速走行するとよくわかりますが、空気の抵抗というのはまるで壁のように前に進もうとするロードバイク乗りの前に立ちふさがります。その壁のような空気が酸欠にあえぐほど薄くなっているわけですから、一瞬で勝負が決まる瞬発系競技では相当有利に働いたことでしょう。

しかしマラソンのような有酸素運動ではそうはいきません。給水の間、ちょっと酸素を吸わないだけでも喘いでしまうような高地で好記録が出るはずがありません。君原の銀メダルのタイムは円谷の銅メダルのタイムよりも劣るものでしたが、ずっと苦しかったのではないかと思います。友を思い、必死に走った末の銅メダルでした。おそらく親友だった円谷が背中を押してくれたのでしょう。

その後、日本の男子マラソン界は、君原以上(金メダル)を目指して奮闘しますが、もっとも金メダルに近かった瀬古利彦がモスクワ五輪ボイコットにより全盛期での勝負を逃し、バルセロナ五輪では森下広一が韓国人選手に競り負けて金メダルを逃します。

そうこうしている内に、女子では高橋尚子野口みずきが金メダルを取るのです。

スポンサーリンク

生きているだけで高地トレーニングになる

マラソン愛ゆえにマラソンの歴史を語ってしまいましたが、ここでの主題はメキシコシティーの高所ゆえの酸欠、高山病の症状に注意を喚起することでした。

光化学スモッグ注意報が出たからって呼吸を止めるわけにはいかないように、高山病症状に注意喚起するといっても、せいぜい起きている間に深い呼吸をすることで、はやく体を高所に順応させるしかないのですが。

日本のマラソンランナーが高地トレーニングをする場所として有名なアルバカーキが標高1,619m、ボルダーの標高が1,624m、昆明の標高が1,891mです。メキシコシティーの標高2,250mは、アスリートの高所トレーニング場所よりも標高が高いのです。

ではどうしてメキシコシティが高地トレーニング地として日本のアスリートに選ばれないのか?

その答えは、アップダウンが少ない平らな場所であること、空気がきれいではないこと、そしてメシがまずいこと、が原因だと思います。

生きているだけで高地トレーニングになる場所。それがメキシコシティーです。

記事がマラソンに傾きすぎていますが、メキシコシティーでは高山病の症状に注意ということは十分に伝わったものと思います。

私も、朝、目覚めたらすこし頭痛がしました。どうかご注意を。

スポンサーリンク
プロフィール


温人ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のある物書き。サブスリーランナー。グランドスラム達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。西天取経の旅人

このサイトについて

はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

ランニング・マラソン・ダイエット旅行-車中泊-温泉-アウトドア
スポンサーリンク
arikuraをフォローする
ドラクエ的な人生
タイトルとURLをコピーしました