楽園移住先探求。人生はハレとケのバランス

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暮らすなら四季がある国がいい。

暑いか、寒いか、どうせどちらかに降り切れてしまうのだったら、両方楽しめる四季のある国がいい。

先祖の暮らした場所で、先祖の食べたものを食べ、先祖と同じ暮らしをする。それが一番ストレスのない暮らし方だとこの年になってわかりました。

幸福の青い鳥は自分の家にいた、みたいなオチですいません。

『世の中から悪が消えれば、誰が神を敬うというのだ?』 不自由があるからこそ、自由がある。苦しみがあるからこそ、喜びがあると思わなきゃ」

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楽園はどこにある?

日本という国は住むにはビミョーな国だとわたしは思っていました。夏は蒸し暑いくせに、冬はメチャクチャ寒いからです。もっと温暖な中間の季節がつづけばいいのに……少年はそう思います。

こうして楽園探求の旅がはじまりました。

ところで夏と冬、どちらが嫌ですか? 多くの人にとってどちらかというと辛いのは冬ではないでしょうか?

楽園というのは暖かい南の島のイメージがありませんか。

たぶん天国に雪は降っていないんじゃないかな? ダイヤモンドダストがどれほど美しくても。

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暑い国では冷房がないと何もやる気がしない

しかし現実はどうでしょうか? 赤道に近いマレーシアなどに長逗留すると、暑すぎて何もやる気がしない、という日がやってきます。テンションが上がるのは最初の数日だけ。寝ているだけでも汗がダラダラでてくる国では、なにかをやろうという意欲が汗と一緒に流れ出ていきます。

とくに知的な作業は暑いとできません。扇風機では無理です。何かをするなら冷房がないと無理、ということになります。

暑すぎると熱中症を避けるために、あまり外に出られません。すると昼間は寝ていて夜に活動する生活になります。

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地球はまだ氷河期

マチャプチャレとアンナプルナ

実は地球はまだ氷河期だという説があります。

ヨーロッパのアルプスには氷河がたくさんありますし、日本の北アルプスにも氷河が見つかったとか。雪渓とおもっていたものが、実は氷河だったのですね。

地球の歴史には全球凍結のような超氷河期もあったようですが、そこまでいかなくても現代はまだ氷河期の一部だという説もあるのです。

国で把握すると大雑把すぎますが、まあ日本はどっちかというと「寒い国」分類でいいのだと思います。

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暑くもなく寒くもない中間の季節がつづく国(都市)はどこ?

では暑くもなく寒くもない中間の季節がつづく楽園(都市)はどこにあるのでしょうか?

日本の新潟県あたりに38度線があって国土が南北に分断された韓国なんかはよさそうな気がします。しかし実際に住んでみると冬は眼球が凍りつくぐらい寒いです。

シベリアの永久凍土で冷やされた北風が吹いてくるのでモンゴルや中国北部、韓国はメチャクチャ寒いのです。

その風が日本海で水分を含んで北陸のドカ雪となるわけです。ああ、寒い。おお、イヤだ。

世界中、けっこうな都市を見て回りましたが、中間の気温が長く続く都市なんてあまりないんじゃないかなという気がします。すくなくとも私は知りません。暑いか、寒いか、メーターが振り切れちゃうことが多い。

南洋にはポリネシア人という半裸の民族たちがいます。

アウトリガーカヌータロイモを乗せて、島から島へと渡って生活圏を広げていった人たちです。ディズニー映画『モアナと伝説の海』に島を探しに行く姿が描かれています。

同じポリネシア人のマオリ族が裸で観光写真に写っているので、私はニュージーランドは暑い国だと思っていました。だから薄着でニュージーランドに行ったのですが、メチャクチャ寒かったです……サザンアルプスには氷河があります。そしてニュージーランドは南極に向かう船の基地だったりするのです。さ、さみ~(寒い)わけだ。

裸のマオリは嘘っぱちです。

ポリネシアンが住むハワイじゃサンタのソリはイルカが引いています。

ハワイには楽園のイメージがありますが、マレーシアと同じで冷房なしで暮らすにはちょっと暑すぎませんか?

暑い国で暮らすとダウンジャケットのような高級な服を買わなくてもいいから安く暮らせる、という人がいますが本当でしょうか?

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冬は着こめば何とかなるが、夏は全裸になってもまだ暑い

「冬は着こめば何とかなるが、夏は全裸になってもまだ暑い」という言葉があります。実際、ダルマのように着こめば冬の寒さはしのげますが、夏の暑さはいくら脱いでも軽減できません。全裸以上に脱げないからです。

すくなくとも私のようなブロガーにとってパソコン前で数時間の作業は生活の必要条件だとすると、暑い国での冷房は生活必須条件になります。暑すぎると知的な作業は無理です。暑いと何も考えることができません。

しかし関東の冬ぐらいなら、着込めば暖房なしでもなんとか耐えられます。寒い分には知的作業は問題ありません。

ダウンジャケットなんて1万円もあればかなりいいものが買えます。2,3年で買い替えなければならないようなシロモノではありません。

ハワイは国土(?)が狭く産業がないため、ほとんどのものを輸入に頼っています。食料品も雑貨も、輸入頼みです。たいていは中国製で、中国から輸入しています。中国本土にくらべてたら物価が高いのは当然です。ダウンジャケットの費用なんて問題にならないほど、ハワイの生活費の高さはじわじわときいてきます。

ハワイはセレブしか住めないイメージがあると思いますが、楽園だからセレブしか住めないのではなく、生活費がかかるからセレブしか住めないのです。

パタヤ(タイランド)のような陸続きに産業があるビーチの方が確実に物価は安いです。

PATAYA IS BEST。世界で最もアガる場所。楽園パタヤのこと。移住したい場所ダントツ・ナンバー1
世界で最もアガる場所。楽園パタヤ。移住したい場所ダントツ・ナンバーワン

暑い国には、一年中蚊がいます。若い頃には南国を楽園と考えていたのですが、私も年をとったのでしょうか、もう暑い国を楽園と考えるのはどうなのかな、と疑問に思います。キャンプや車中泊も冬ならなんとかなりますが、夏はもうお手上げです。どうにもなりません。

 

キャンプ入門。椅子の高さを最初に決める
これから道具をそろえる初心者のキャンパーにはロースタイル(ローチェア)をおすすめします。 買い足さなくてもいいように、最初からロースタイルを検討してください。

夏派だったのに、だんだん冬派になってしまったようです。もちろん中間の温暖な気候がいちばんいいのですが、日本の春は花粉症がひどいし……楽園ってなかなかありませんなあ。

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移住先探しという冒険

私はヤドカリ族です。宿を借りているアパート暮らしです。将来にわたってこの場所に住んでいる必要はありません。どこにすんだってどうせ家賃が発生するのですから。逆に言えばどこにだって住むことができます。

私の世界旅行は、実は、移住先探しという冒険でもありました。世界という神の教科書に書いてあることを読む学びの旅だったと同時に、楽園探求の旅でもありました。

はじめての哲学入門書
『ソフィーの世界』を読むと、哲学は時代が新しければそれだけ新しいというわけではなく、まるでファッションの流行のように順繰りと回っていることがわかる。

ベトナムなどでは圧倒的な円の力を感じたこともありました。しかしもうこれから円のパワーの恩恵はどんどん小さくなっていくでしょう。

わたしの楽園探求の旅も終わりの時期が近づいてきました。世界的な感染症の拡大という外的要因もありますが、そろそろ結論をだすときでしょう。これだけ旅をして結論が出ないのではただの愚か者です。

朝、起きるのが辛いのはたいてい真冬です。すると人は夏に憧れます。暖かいところに住みたい、といいます。バリ島とか。暖かいですよね。昔はタイなんか移住してもいいぐらいに好きでしたが、今はもう移住対象ではありません。あの暑さが一年中続くのはもう耐えられません。ただ座っているだけで汗が出てくるようなところに一年中いるのは辛いものです。

冷房という人工空間がありますが、そこにずっといるのなら日本にいたって同じです。わざわざ移住する意味はありません。

私はバンコクで「寒くなれ。冬よ来い」と本気で祈ったことがあります。暑すぎました。南国には虫がいます。人を刺すのは蚊だけではありません。そこはかとなく、なにか痒いのです。なにか蒸れるのです。

だからってあえて寒い国に行きたいとは思いません。アラスカに移住するような人はヘンタイだと思います。

ランナー生活を長年続けていると、ちょっと寒いぐらいがよくなってきました。ランニングもちょっと寒いぐらいの方が気持ちよく走れます。

地球一周走り旅。イントロダクション。仮想地球一周プロジェクトを開始します
比叡山に千日回峰行という荒行がある。修行僧が草鞋履きで山中をひたすら歩く巡拝である。1日84kmを歩く「京都大回り」を100日行うなど、7年かけて4万キロを歩く超荒行である。とても常人になしえることではない。途中で行を続けられなくなったら自...
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暮らすなら四季のある国がいい

暮らすなら四季がある国がいい。暑いか、寒いか、どうせどちらかに降り切れてしまうのだったら、両方楽しめる四季のある国がいい。

今では私はそう考えています。夏には冬を思い、冬には夏を思うことができるから。

反対の季節が待ち遠しいというのは幸せなことだと年齢を重ねるにつれて思うようになってきました。

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人生はハレとケのバランス

つくづく、人間ないものねだりだと思いませんか?

仕事が忙しすぎると暇が欲しくなりますが、ずっと暇だと暇に飽きてしまいます。

人生はハレとケのバランスではないでしょうか。

ランナーがラストスパートの一瞬、死ぬ気で走って、すべての筋肉と神経を覚醒させる。荒い呼吸と心臓の鼓動は生きていることを実感させてくれます。生存本能が覚醒する。しかしその状態をずっと続けることはできない。

命がけの一瞬の後は、部屋でのんびり過ごすことが至福のときに変わります。

【肉体宣言】走るために生まれた
退屈なケの日常を、わずかな時間でハレのパーティーに、お祭りに、クリスマスに変える方法を、わたしは知っています。それは走ることです。走ること、それは子供に戻る魔法。青春を取り戻す魔法です。夢中になって追いかけること。無心になって集中すること。自分と対話すること。すべてを忘れること。世界が美しく見える魔法。それが走ることなのです。

「人生はハレとケのバランス」なのでしょう。

砂漠のような乾燥地帯では日本人の肌はもちません。カサカサになります。日本人には湿気が、水が必要です。カッパ民族の日本人には水のきれいな日本がやっぱり一番ってことになるのかもしれません。

先祖の暮らした場所で、先祖の食べたものを食べ、先祖と同じ暮らしをする。それが一番ストレスのない暮らし方だとわかりました。

幸福の青い鳥は自分の家にいた、みたいなオチですいません。

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サハラ砂漠で大ジャンプする著者
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このブログ著者の小説『結婚』
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
小説『結婚』: 愛とは? 結婚とは?
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愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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このブログの著者の小説『片翼の翼』
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?
Amazon.co.jp: 片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? eBook : アリクラハルト: 本
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
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Amazon.co.jp: 片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? eBook : アリクラハルト: 本
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アリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。
市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。
また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。
そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。
その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。
登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。

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瞑想ランニング(地球二周目)をしながら心に浮かんできたコラムをブログに書き綴っているランナー・ブロガーのアリクラハルトと申します。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。ランニング系・登山系の雑誌に記事を書いてきたプロのライターでもあります。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。その筆力は…本コラムを最後までお読みいただければわかります。あなたの心をどれだけ揺さぶることができたか。それがわたしの実力です。 市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。ちばアクアラインマラソン招待選手。ボストンマラソン正式選手。地方大会での入賞多数。海外マラソンも完走多数(ボストン、ニューヨークシティ、バンクーバー、ユングフラウ、ロトルアニュージーランド、ニューカレドニアヌメア、ホノルル)。地元走友会のリーダー。月間走行距離MAX600km。『市民ランナーという生き方(グランドスラム養成講座)』を展開しています。言葉の力で、あなたの走り方を劇的に変えてみせます。 また、現在、バーチャルランニング『地球一周走り旅』を展開中。ご近所を走りながら、走行距離だけは地球を一周しようという仮想ランニング企画です。 そしてロードバイク乗り。朝飯前でウサイン・ボルトよりも速く走れます。山ヤとしての実績は以下のとおり。スイス・ブライトホルン登頂。マレーシア・キナバル山登頂。台湾・玉山(ニイタカヤマ)登頂。南アルプス全山縦走。後立山連峰全山縦走。槍・穂・西穂縦走。富士登山競争完走。日本山岳耐久レース(ハセツネ)完走。などなど。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。 その後、山ヤのスタイルのまま海外バックパック放浪に旅立ちました。訪問国はモロッコ。エジプト。ヨルダン。トルコ。イギリス。フランス。スペイン。ポルトガル。イタリア。バチカン。ギリシア。スイス。アメリカ。メキシコ。カナダ。タイ。ベトナム。カンボジア。マレーシア。シンガポール。インドネシア。ニュージーランド。ネパール。インド。中国。台湾。韓国。そして日本の28ケ国。パリとニューカレドニア、ホノルルとラスベガスを別に数えていいなら訪問都市は100都市をこえています。(大西洋上をのぞいて)世界一周しています。国内では青春18きっぷ・車中泊で日本一周しています。 登山も、海外バックパック旅行も、車中泊も、すべてに共通するのは必要最低限の装備で生き抜こうという心構えだと思っています。バックパックひとつ。その放浪の魂を伝えていきます。千葉県在住。
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