フロリダ・ディズニーワールド。指紋認証で入場できない事件

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どうもハルトです。みなさん今日も楽しい旅を続けていますか?

結婚式を東京ディズニーランドで挙げて、新婚旅行はフロリダ・ディズニーワールドに行ったA夫妻のことを「旅下手なやつ」と思っていたのに、いざ自分がフロリダに行ってみたらA夫妻と同じでテーマパークにしか行かなかったバックパッカーの恥ずかしい体験についてはこちらをどうぞ。

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バックパッカーとは「自分で手配できる人」のこと

旅行会社というのは、面倒な手配を代行し、その代わりにいくらかの手数料をいただくことで成り立っています。

パック旅行に申し込む旅行者は、手数料を旅行会社に支払う代わりに面倒な手間が省かれるというウィン・ウィンな関係にあるわけです。

ところが貧乏旅行者は、この手数料が惜しいと感じる人たちです。なぜって自分でできるから。こういう人のことをバックパッカーと呼びます。世界を自分の庭のように歩き回る種族のことです。

バックパッカーはすべてを自分で手配して旅をつくり出すのが好きな人。人生を自己形成するのが好きな人のことです。トラブルも自己責任です。自分の人生も自己の能力と責任で形成しようとする人のことを私はバックパッカーと呼んでいます。

たとえばパック旅行の中には「東京都心ツアー」というものがあります。しかし都内在住の人は「なんで東京をパック旅行で巡るんだ? 自分で回れるのに」と思うことでしょう。そうです。慣れている人にとってはパック旅行なんて利用する必要はないのです。

旅慣れた旅行者はパック旅行を選択しません。自分で手配することで手数料を安く省きます。その分現地でお土産を買ったりおいしいものを食べたりすることに使おうとします。

フロリダのディズニーワールドツアーにも、もちろんパック旅行というものが存在します。

往復の航空機のチケットとホテルの予約、現地の送迎とディズニーパークチケットがセットになっているタイプの商品です。旅行者は旅行会社にお金を振り込むだけ。後はすべて旅行会社がやってくれます。

友人A夫妻を「旅下手なやつ」と思っていたのに、恥ずかしながら全く同じテーマパークしか行かないフロリダ旅行の旅程を組んだ私ですが、最後のところでバックパッカーの意地を見せることにしました。

航空券のみ予約。ホテルは現地で探す。モーテルかB&B(ベッド&ブレックファースト)。ディズニー公認ホテルに止まるぐらいなら野宿をする。そしてパークへの入場チケットは現地のチケット屋さんで安く購入する。

こうすることでいちいち旅行会社に手数料を取られなくて済みますので、パックツアーよりもはるかに安く旅ができるはずです。

心のやましさをごまかしながら、行ってきました。フロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールド。

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ホテルはB&B。チケットはチケットショップで購入

ディズニーワールドからかなり遠いB&Bに投宿しました。しかしどうせ明るいうちはディズニーランドから出てこない予定なので問題ありません。

コーンフレークと牛乳ぐらいの朝食がついています。一泊1,000円程度です。公式ホテルにとまれば一泊10,000円以上しますから、相当安く出費を抑えることができました。

そしてチケット屋(ダフ屋)でディズニーワールドのチケットを購入します。

フロリダ・ディズニー・ワールドの4つのパーク(と2つのウォーターパーク)には、「通し券(複数日チケット)」があります。

近くにユニバーサル・オーランド・リゾート(2つのテーマパーク)もあります。合計すると八つもパークもあり、すべてのパークを回りきることは、よほど時間がある人にしかできません。

通し券を購入し、そのチケットを使い切れなかった人が、ダフ屋にチケットを売っていくのです。スキー場で午前中に帰る人が、午後から来た人にリフト券を安く売っていますが、それと同じですね。

私たちはダフ屋で「通し券」を購入しました。ミュージアムパスのような薄いカードタイプの共通チケットでした。これもまたかなりの安値で仕入れることができました。

最初から正規のチケットがツアー料金に含まれているパック旅行者よりもはるかに出費を抑えることに成功しました。

ところが、思わぬトラブルに巻き込まれることになります。

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ディズニーランド入るのに指紋認証って、そこまでやる必要あるの?

チケットは全パーク周遊チケットでした。そのチケットがあれば、一パーク一回入ることができます。個別に買うよりも安いのですが、しかし本来の所有者が何カ所かのパークにすでに入場しているため、そこでは関門にひっかかるようです。

チケット屋の太った女性店主は、笑顔で私たちに何か説明してくれます。しかし元々中南米出身の人らしく訛っていて英語が聞き取れません。

女性店主は「いくつかのパークにはこのチケットでは入れない。その際、他のパークにはちゃんと入れたのに、このパークにだけ入れないのはおかしい。機械の故障だと言って入門ゲートを通してもらいなさい」

どうもチケット屋の太ったご婦人はそう言っているようでした。

イロハ「なんか指を出しているよ。指紋認証でもあるのかな」

ハルト「まさか。いくら何でもそこまでやらないでしょう」

カードのようなものを機会に通すとは思いましたが、まさか一人一人指紋認証するなんて、NASAに入るわけじゃあるまいし。

果たしてイロハの聞いた通りでした。

ディズニーワールドに行くと、なんと入場ゲートに指紋をかざしています。

まさか、まさかの事態です。

たかが遊園地に入場するのに指紋認証があるなんて「ここはアメリカか!」とツッコミをいれたくなります。

いや、アメリカですけど!

ダフ屋のおばさんが言っていたのかこのことだったのか。

たかが遊園地に入るのに、どうして指紋認証までする必要があるのでしょう。

ここはペンタゴンか!?

おそらく正規にチケットを購入すると指紋登録があり、カードと指紋が紐づいているのでしょう。

しかし、私たちはダフ屋で買った非正規の中古チケットしか持っていません。これでは絶対、入場できないに決まっています。私達は指紋の登録なんてしていませんので、指紋チェックでひっかかるに決まっているのです。

さて、困りました。安チケットを買ったのは失敗だったでしょうか。正規チケットを定価で買いなおさなければならない羽目になるかもしれません。

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結局は、最後は「人」

ほとんどの人は指紋チェックを難なくクリアしていましたが、ときどき、指紋チェックで引っかかる人がいます。何回かトライするとゲートが開く人もいましたが、何度やってもゲートが開かない人もいます。

そういう人は係員に訴えて手動で入門ゲートを開けてもらって通してもらっていました。

チケット屋の女店主は「いくつかのパークにはこのチケットでは入れない。その際、他のパークにはちゃんと入れたのに、このパークにだけ入れないのはおかしい。機械の故障だと言って入門ゲートを開けてもらいなさい」と言っていました。彼女が言っていたのはこのことだったのですね。

私達はすこし離れて、別々の列に並びました。再利用チケットであることがばれないように「言葉のわからない東洋人の単独旅行者」であることにしたのです。

「チケットをどこで買ったのか」とかいろいろ聞かれても答えるだけの英語力はありませんので、はじめから一切喋れないことにしておいた方が無難だと判断しました。

先にイロハが入場ゲートに到達しました。

どうか無事に通れますように。

別の列で、私は祈りながらイロハを観察します。

指紋をかざしますが、当然、指紋は認証されません。あたりまえです。

フロリダのディズニーワールドではシルバー人材の雇用に貢献する方針なのか、高齢者が入場ゲート係員を担当していました。基本的に全部入場ゲートの機械がやってくれるので、係員は異変が生じた時の補助をしているだけです。

イロハの担当をしていた眉毛まで白いおじいちゃんは、何度かイロハに指紋認証を繰り返させますが、すべてアウトです。当然ですね。

イロハは「昨日はマジックキングダムを通れたのにおかしい」と主張します。

するとおじいちゃんは「そうか。じゃあ入んな」と、何と簡単に手動でゲートをあけてくれました。

おおっ。ラッキー!

チケットを買いなおすこともなく、イロハがパークに入ることができました。

どれだけチェックを厳しくしても、最後は人間です。

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チケットだけは正規品を買った方がいい

次は私の番です。

指をかざして指紋認証を受けますが、当然、はじかれます。

イロハと違う列に並んでいたため、私のゲートは初老のおばあさんが担当でした。

「昨日は入れたのにおかしい」彼女に主張します。

イロハの時のように通してくれるかと思ったら「機械が認識しない。チケットセンターに行って事情を説明しなさい」と言われました。イロハの列のおじいさんのように手動でゲートを開けてくれないのです。これにはまいりました。

ここでチケットセンターに行こうものなら、いろいろ英語で聞かれるでしょうし、詳しくチェックが入るかわかりません。たかが遊園地の入場に指紋認証までするんですよ。登録されている指紋の陰影を映し出して映像チェックするぐらいのことはやりかねません。私はアメリカを舐めていました。

指示に従うふりをして、私は列を離れました。もちろんチケットセンターなんかに行きません。やさしく、お客さんを困らせるぐらいならあっさりと通してくれそうな、人の好さそうな老人が門番をしている列をさがします。

そしてその列に並びなおして、指紋認証ではじかれて困った顔をしていると、イロハと同じように手動でゲートを開けてもらい中に入ることができました。

A夫妻のように、フロリダ滞在中、テーマパークにしか行かなかったので、結局、ディズニーの4つのテーマパークすべてに行ったのですが、すべての入場ゲートでひっかかりました。

あたりまえです。非正規チケットで、指紋認証していないんですから。

毎度毎日、無事に入門ゲートをくぐり抜けられるか、気が気じゃありませんでした。

旅は関門突破ゲームだというのが私の基本的な旅行スタンスですが、ディズニーワールドで一番印象に残っているイベントは、この入門ゲート突破ゲームだと言っても過言ではありません。数々のディズニー・アトラクションではなく、入場ゲートを関門突破するときのドキドキ感が一番印象に残っているのです。

どんなに素晴らしいゲートを導入しても、係員が中に入れてくれました。もしかしたら使い回しの安チケットだと承知の上で中に入れてくれたのかもしれません。

結局、海外旅行というのは人なのです。人間が優しいから旅ができるのです。現地の人が悪意を剥き出しにしてきたら旅行者になすすべはありません。

旅費を安く抑えようとするバックパッカー魂は買いますが、ディズニーランドのチケットだけは正規品を買った方がいいと思います。

この事件の体験談をしてA夫妻とはすっかり仲良くなりました。あるいはそのことがこの旅、最大の収穫だったかもしれません。

サハラ砂漠で大ジャンプする著者
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このブログ著者の小説『結婚』
小説『結婚』
愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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愛とは何か? 結婚とは何か? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。恋人のアスカはツバサのもとを去っていきます。 「離れたくない。離れたくない。何もかもが消えて、叫びだけが残った。  離れたくない。その叫びだけが残った。  全身が叫びそのものになる。おれは叫びだ」 劇団の主宰者であるキリヤに呼び出されて、離婚話を聞かされます。不倫の子として父を知らずに育ったツバサは、キリヤの妻マリアの不倫の話しに、自分の生い立ちを重ねます。 「どんな喜びも苦難も、どんなに緻密に予測、計算しても思いもかけない事態へと流れていく。喜びも未知、苦しみも未知、でも冒険に向かう同行者がワクワクしてくれたら、おれも楽しく足どりも軽くなるけれど、未知なる苦難、苦境のことばかり思案して不安がり警戒されてしまったら、なんだかおれまでその冒険に向かうよろこびや楽しさを見失ってしまいそうになる……冒険でなければ博打といってもいい。愛は博打だ。人生も」 ツバサの母は心を病んで自殺してしまっていました。 「私にとって愛とは、一緒に歩んでいってほしいという欲があるかないか」 ツバサはミカコから思いを寄せられます。しかし「結婚が誰を幸せにしただろうか?」とツバサは感じています。 「不倫って感情を使いまわしができるから。こっちで足りないものをあっちで、あっちで満たされないものをこっちで補うというカラクリだから、判断が狂うんだよね。それが不倫マジックのタネあかし」 「愛する人とともに歩んでいくことでひろがっていく自分の中の可能性って、決してひとりでは辿りつけない境地だと思うの。守る人がいるうれしさ、守られている安心感、自信。妥協することの意味、共同生活のぶつかり合い、でも逆にそれを楽しもうという姿勢、つかず離れずに……それを一つ屋根の下で行う楽しさ。全く違う人間同士が一緒に人生を作っていく面白味。束縛し合わないで時間を共有したい……けれどこうしたことも相手が同じように思っていないと実現できない」 尊敬する作家、ミナトセイイチロウの影響を受けてツバサは劇団で上演する脚本を書きあげましたが、芝居は失敗してしまいました。 引退するキリヤから一人の友人を紹介されます。なんとその友人はミナトでした。 そこにアスカが妊娠したという情報が伝わってきました。 それは誰の子なのでしょうか? 真実は藪の中。証言が食い違います。誰かが嘘をついているはずです。認識しているツバサ自信が狂っていなければ、の話しですが……。 「妻のことが信頼できない。そうなったら『事実』は関係ないんだ」 そう言ったキリヤの言葉を思い出し、ツバサは真実は何かではなく、自分が何を信じるのか、を選びます。 アスカのお腹の中の子は、昔の自分だと感じていました。 死に際のミナトからツバサは病院に呼び出されます。そして途中までしか書いていない最後の原稿を託されます。ミナトの最後の小説を舞台上にアレンジしたものをツバサは上演します。客席にはミナトが、アスカが、ミカコが見てくれていました。 生きることへの恋を書き上げた舞台は成功し、ツバサはミナトセイイチロウの後を継ぐことを決意します。 そこにミカコから真相を告げる手紙が届いたのでした。 「私は、助言されたんだよ。その男性をあなたが絶対に逃したくなかったら、とにかくその男の言う通りにしなさいって。一切反論は許さない。とにかくあなたが「わかる」まで、その男の言う通りに動きなさいって。その男がいい男であればあるほどそうしなさいって。私は反論したんだ。『そんなことできない。そんなの女は男の奴隷じゃないか』って」
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このブログの著者の小説『片翼の翼』
小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
片翼の翼: なぜ生きるのか? 何のために生きるのか?
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小説『片翼の翼』
なぜ生きるのか? 何のために生きるのか? を追求した純文学小説です。 主人公ツバサは劇団の役者です。 「演技のメソッドとして、自分の過去の類似感情を呼び覚まして芝居に再現させるという方法がある。たとえば飼い犬が死んだときのことを思い出しながら、祖母が死んだときの芝居をしたりするのだ。自分が実生活で泣いたり怒ったりしたことを思いだして演技をする、そうすると迫真の演技となり観客の共感を得ることができる。ところが呼び覚ましたリアルな感情が濃密であればあるほど、心が当時の錯乱した思いに掻き乱されてしまう。その当時の感覚に今の現実がかき乱されてしまうことがあるのだ」 恋人のアスカと結婚式を挙げたのは、結婚式場のモデルのアルバイトとしてでした。しかし母の祐希とは違った結婚生活が自分には送れるのではないかという希望がツバサの胸に躍ります。 「ハッピーな人はもっと更にどんどんハッピーになっていってるというのに、どうして決断をしないんだろう。そんなにボンヤリできるほど人生は長くはないはずなのに。たくさん愛しあって、たくさん楽しんで、たくさんわかちあって、たくさん感動して、たくさん自分を謳歌して、たくさん自分を向上させなきゃならないのに。ハッピーな人達はそういうことを、同じ時間の中でどんどん積み重ねていっているのに、なんでわざわざ大切な時間を暗いもので覆うかな」 アスカに恋をしているのは確かでしたが、すべてを受け入れることができません。 かつてアスカは不倫の恋をしていて、その体験が今の自分をつくったと感じています。それに対してツバサの母は不倫の恋の果てに、みずから命を絶ってしまったのです。 「そのときは望んでいないことが起きて思うようにいかずとても悲しんでいても、大きな流れの中では、それはそうなるべきことがらであって、結果的にはよい方向への布石だったりすることがある。そのとき自分が必死にその結果に反するものを望んでも、事態に否決されて、どんどん大きな力に自分が流されているなあと感じるときがあるんだ」 ツバサは幼いころから愛読していたミナトセイイチロウの作品の影響で、独特のロマンの世界をもっていました。そのロマンのゆえに劇団の主宰者キリヤに認められ、芝居の脚本をまかされることになります。自分に人を感動させることができる何かがあるのか、ツバサは思い悩みます。 同時に友人のミカコと一緒に、インターネット・サイバーショップを立ち上げます。ブツを売るのではなくロマンを売るというコンセプトです。 「楽しい、うれしい、といった人間の明るい感情を掘り起こして、その「先」に到達させてあげるんだ。その到達を手伝う仕事なんだよ。やりがいのあることじゃないか」 惚れているけれど、受け入れられないアスカ。素直になれるけれど、惚れていないミカコ。三角関係にツバサはどう決着をつけるのでしょうか。 アスカは劇団をやめて、精神科医になろうと勉強をしていました。心療内科の手法をツバサとの関係にも持ち込んで、すべてのトラウマを話して、ちゃんと向き合ってくれと希望してきます。 自分の不倫は人生を決めた圧倒的な出来事だと認識しているのに、ツバサの母の不倫、自殺については、分類・整理して心療内科の一症例として片付けようとするアスカの態度にツバサは苛立ちます。つねに自分を無力と感じさせられるつきあいでした。 人と人との相性について、ツバサは考えつづけます。 ミナトから最後の作品の続きを書くように頼まれて、ツバサは地獄のような断崖絶壁の山に向かいます。 「舞台は変えよう。ミナトの小説からは魂だけを引き継ぎ、おれの故郷を舞台に独自の世界を描こう。自分の原風景を描いてみよう。目をそむけ続けてきた始まりの物語のことを。その原風景からしか、おれの本当の心の叫びは表現できない」 そこでミナトの作品がツバサの母と自分の故郷のことを書いていると悟り、自分のすべてを込めて作品を引きついて書き上げようとするのでした。 「おまえにその跡を引き継ぐ資格があるのか? 「ある」自分の中にその力があることをはっきりと感じていた。それはおれがあの人の息子だからだ。おれにはおれだけの何かを込めることができる。父の遺産のその上に」 ※※本作は小説『結婚』の前編、バックストーリーに相当するものです。両方お読みいただけますとさらに物語が深まる構成になっています。※※
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アリクラハルト。走る哲学者。【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者。市民ランナーのグランドスラムの達成者(マラソン・サブスリー。100kmサブ10。富士登山競争登頂)。山と渓谷社ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。早稲田大学卒業。日本脚本家連盟修了生。放浪の旅人。千葉県在住。

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