ジャパンキャンピングカーショー2020レビュー

旅行-車中泊-温泉-アウトドア
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愛車ホンダのシャトルで車中泊の旅を日常的に楽しんでいる私ハルトが、幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2020」を見に行ってきましたので、その感想を記します。

これからキャンピングカーを買おうとしている人は参考にしてください。

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イマジネーションで車中泊を楽しめるキャンピングカーショー

さいわいにして幕張メッセがさほど遠くない場所にあるのでジャパンキャンピングカーショーには毎年通っている。

チケットは大人1000円であるが、前売りで買えば800円で買える。800円でメチャクチャ楽しめるのだから行かない手はない。もうかれこれ4、5年も通っているだろうか。一日、楽しめる。しかもたいていは車中泊の日帰り旅行の途中で立ち寄っている。

キャンピングカーショーで車中泊への欲求を高めて、直後に実践しているわけだ。楽しくないはずがない。

幕張メッセがたとえ遠くても、車中泊の旅のついでにキャンピングカーショーには通ったと思う。普段ステーションワゴンで車中泊している私にはそれほど面白いイベントである。キャンピングカーは買えなくても、見ているだけで楽しい。

展示会は、自分がこの車のオーナーだったらどういう風に使うかな、という脳内シミュレーションである。イマジネーションで楽しめるのだ。

普段、道の駅などで車中泊をしているとご近所さん(隣の駐車スペースで寝ている人)の内部がヒジョーに気になる。それを思う存分確認できるのがこのイベントである。ふーん、あの車の内部はこうなっていたのか!

長く通っていると、いろいろと見えてくるものがある。脳内シミュレーションした回数もそれだけ多いわけだから、気づかなかった点に突然気づいたりする。最初は感動したキャンピングカー内部のテーブルと椅子がありきたりの標準装備に見えてくる。

事実、キャンピングカーというのは「居間空間(テーブルを挟んで対面する椅子)」をつくりたがるものなのだ。ラブホテル調、居間風、山小屋風などいろいろなテイストがある。

ラブホテル調のラグジュアリー空間。自分の車がこんなだったらもう家には帰りません。

ウッド調の癒し空間。もちろん車の内部である。わざわざ木を貼り付けてあるのだ。都会の中で森の中にいる気分を味わえる。車は移動のためのものではなく、くつろぐためのものであろうか。

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2020年のトレンドは運転席、助手席の回転利用

何年も通っていると、見えてくることがある。「あ。このタイプは数年前にはなかったアイディアだよね」という発見である。2020年のトレンドは運転席、助手席が回転して使えるタイプではないだろうか。

運転席が回転して居間空間の椅子としても兼用できるタイプ

このように運転席が180度回転するタイプは数年前にはあまり見かけなかった。昨今のトレンドだろう。

ただ回転するだけではない。背もたれの表裏両面が使えるようになっているタイプもある。背もたれを前後にバタンと倒して後部座席と向い合せにパーティーシートのように使えるタイプもある。両面椅子の登場である。特急電車や新幹線にあるタイプの椅子である。

私はステーションワゴンタイプで車中泊しているが、夜、眠るときには運転席、助手席は目一杯前にスライドしている。すると前部座席の裏スペースに靴などを収納できるようになるし、後部スペースがとても広く感じる。

その発想の延長で、いっそ椅子が回転したら…と誰かが考えて、それがトレンドになったものだろう。

椅子が椅子を背負っている「おんぶ椅子」

このキャンピングカーは、運転席、助手席が回転しない代わりに、前部椅子の後ろに椅子を背負わせている。おんぶ椅子である。こうまでして対面テーブルをつくろうとするのがキャンピングカーの宿命だろうか。

このキャンピングカーはもうひとつ、卓越した工夫がされている。それはテーブルの下に後部座席がうまく収納されていることである。邪魔な後部座席を涙ぐましい工夫でなんとか有効に活用しようとしているのだ。

本当はテーブルの下にスペースがあれば、足はもっとリラックスできるはずだ。はっきりいって後部座席は邪魔である。撤去できればいいのに、と夫婦旅・車中泊族は思うのだ。

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後部座席なんて使ったことがない。ただ邪魔なだけ

実はキャンピングカーは法規制によって後部座席が撤去できない。正確には「後部座席の撤去状態では車検に通らない」。だから基本的に後部座席はどこかに収納されているのだ。

邪魔な後部座席を畳んでいるが、その分居住スペースが狭くなってしまっている

このように後部座席は畳んで収納されている。そのせいで上下のスペースが確保できず快適性が失われてしまうのだ。ソロもしくはカップルのキャンピングカー愛好家にとって、はっきりいって後部座席は邪魔である。

屋根を撤去して上にスペースを求める方向に進化した

せめてあぐらをかけるぐらいのスペースがないと中で着替えもできない。快適な居住空間としては苦しい。だからキャンピングカーは涙ぐましい努力をしている。屋根を撤去して上に伸ばしてスペースを確保したりしているのだ。風や光を取り入れる工夫で付加価値をあたえているが、その分車両本体価格があがってしまう。

後部座席が撤去できればそのぶん床を下げてスペースが確保できる

しかしよく考えてみてほしい。後部座席が撤去できれば、その分、床を下げることができるのだから居住空間はじゅうぶんに広くなる。わざわざ天井に穴を開けなくてもいいのだ。

後部座席を横に折りたたむタイプ。上下スペースは確保できたが、窓が塞がってしまう

こちらのキャンピングカーは後部座席を横に折りたたむタイプである。上下スペースを確保できているが、椅子が窓を塞いでしまっている。目隠しになっていいじゃないかという意見があるかもしれないが、本当に寝るとき以外はできるだけ外と繋がっていたいのがオートキャンパーの心情ではあるまいか?

とにかく単独もしくは夫婦のオートキャンパーにとって邪魔なのが後部座席である。

私などは後部座席を使ったことがない。これまでに誰も載せたことがない。何のためにあるんだ、コレ? 常に余計な荷物を背負っている状態だ。ガソリンの無駄遣いをやめさせてくれ。

しかし後部座席を撤去して運転すると、保安基準を満たしていないとして、安全運転義務違反に抵触する可能性がある。保安基準不適合車となって車検に通らない。

身障者用の車いす対応の車ですら、同じ規制で後部座席が必要なのである。後部座席を跳ね上げてつくったスペースに、車いすで乗り込むのである。後部座席さえ外せれば、車内はもっと広く使えるのに。

必要のない後部座席を常に運ばなければならないのである。バカじゃなかろうか。

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法律改正で後部座席が撤去できるようにするべきだ

これだけキャンピングカーが流行っているのだ。いっそ場合によっては後部座席は必要なくてもいいように法改正すべきではないか?

ドライブの安全が気にかかるのなら「椅子の数しか乗せてはいけない」ルールにすればいいじゃないか。

いやそもそも後部スペースで寝て移動して何がいけないのだろう。助手席にいるよりも、柔らかい布団にくるまって低い姿勢(寝ている状態)で後部座席にいることの方がよほど追突の衝撃を避けられるのではあるまいか?

AIによる自動運転が本格化したら、私は後ろで寝て過ごしたい。助手席で目を開けているのは嫌だ。目的地に着いたらアラームで起こしてくれ。後部座席なんかいらない。

キャンピングカー制作者は決められた既存のルールの中で涙ぐましい努力をしている。なんとか車内に居住スペースを生み出そうとルーフに穴まであけて。

しかし法改正で後部座席が撤去できればそんなことをしなくてもいいのだ。なにも「決められたルールの中で努力」しなくたっていいのだ。「ルールそのものを改正してしまえばいい」のである。

政治家のみなさん、どうかお願いします。

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キャンピングカーの2大特徴。対面テーブル。フラットスペース

キャンピングカーとセダン車との違いは、2つある。

ひとつは「おんぶ椅子」までつくって、なんとかして対面テーブルの居間をつくろうとする特徴。

もうひとつはフラットな寝室をつくろうという特徴である。

パネルをはめ込んでフラットスペースを作るタイプが多い

パネルをはめ込むようにしてフラット寝室空間を作っているキャンピングカーは多い。テーブルも取り外すことができるので、フルフラットになる。

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究極の装備。シャワー・トイレ。エアコン

フラット空間と対面テーブルを2大情熱に、キャンピングカーは「その他」の特徴を持つ。いわば究極の装備である。

ハイ、出ました。シャワーにトイレ。究極の装備その1である。

うーん。微妙~~。

車の中にシャワーとトイレ、本当に必要ですか?

水はタンクに補充しないとならないし、水垢の掃除も大変だ。

日帰り温泉と公衆便所を利用した方がいいのではないか、と思いますけど。

妻のイロハは車中泊の「日帰り温泉」を非常に楽しみにしている。泊まったらン万円するような老舗温泉宿でも日帰り温泉をやっているところもある。車中泊のお蔭で、貧乏なくせに私たちは日本中の名湯に入ったことがある。

車内のシャワーだけで済ませるとなると、女性にとって車中泊の魅力はだいぶ薄れてしまうのではないだろうか。

もちろん温泉代はバカにならないが、シャワー付きのキャンピングカーを買うことを思えば安いものだ。

ハイ、出ました。エアコン。究極の装備その2。

セダンでカップル車中泊をしてきた経験から言うと、冬は寒くない。暖房はいらないというのが結論である。

寒かったら抱き合って眠ればいいのだ。車中泊をすると夫婦は仲良くなる。

しかし真夏の車中泊はしょうじきキビシイ。高い山の上なら何とかなるが、海辺の車中泊は暑くてかなわない。

夏もやるならこれが必要だ。

薄い発電シートを天井に貼り付けた車もあったが、まだこちらが王道

しかし必然的に大容量バッテリーが必要になってくる。薄い発電パネルを天井に貼ったキャンピングカーもあったが、まだまだ大容量バッテリーが王道である。エアコンを求めると、本格的なキャンピングカーになってしまう。道の駅でよく見かけるタイプのキャンピングカーの相場は800万円ぐらいだ。

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定年退職後のキャンピングカー生活者とサラリーマン・カーキャンパーの需要は違う

どうせ買えないということもあるが、どちらかというとステーションワゴンの車中泊族に参考になるのは軽キャンだ。軽キャンピングカーは工夫の塊であり、展示会で見ていて非常に面白い。

本格的なキャンピングカーは「ここで寝てください」とベッドを用意してしまっていることが多い。「ここでくつろいでください」と対面テーブルを用意してしまっている。面白いが、発展性はない。

それに対して軽キャンに代表される外からの見た目は普通の車タイプは「フラット空間」を用意して、その上で寝るなり遊ぶなり好きに過ごしてください、というタイプが多い。私にとって面白いのは、もちろん自由の大きい「フラット空間」タイプである。

運転中、いつもと同じすぎてつまらないセパレートタイプのキャンピングカー

私が一番萌えないキャンピングカーのタイプは運転スペースと居住スペースが分かれて独立しているタイプのキャンピングカーである。トラックの荷台に部屋を乗っけたようなタイプが多い。すこしもワクワクしない。第一、運転中につまらないではないか。いつもと同じすぎる。

軽キャンですら手洗いが付いているタイプも多い。手洗いはサラリーマン・カーキャンパーに必須の装備ではない。手なんてコンビニで洗える。

1年中ずっと旅しているような定年退職後のキャンピングカー生活者と、サラリーマン・オートキャンパーでは車に求める装備が違っているような気がしてならない。

定年退職後のキャンピングカー生活者だったら、ちょっとした手洗いがあると便利かもしれない。夜中にいちいち外出して公衆トイレに行くのもおっくうだろう。歳をとるとトイレが近くなるというし。

換気扇。たしかに寒い冬の車中泊では閉め切っていて息苦しくなることもある。吐息の中の水分が水滴となって窓を濡らす。でも換気扇までサラリーマン・オートキャンパーに必要かな? 息苦しくなったら自然に目が覚めるから、ドアを開けて換気すればいいのでは。窓の上部2cmぐらい開けておいてもいい。

そもそも不自由を楽しもうというのがキャンパーの王道スタイルである。あまりにも装備が整いすぎたら家にいるのと同じで面白くないと思うサラリーマン・オートキャンパーは私だけではあるまい。

バックドアにターフのような遮光・防風の布がかかっている。せまいスペースをなんとか拡張しようという工夫である。森の中のオートキャンプ場だったら森の木々が日差しと風を遮ってくれるのだが、海辺の岬など場所によっては有効な装備だろう。

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ステーションワゴン車はサラリーマン車中泊の最低限は満たしている

これも削れる、これも削れると考えると、ほぼ今のホンダ・シャトルで満足している。トヨタのプリウスなんかじゃダメだ。セダンで長旅はできない。

ステーションワゴン車は車中泊の最低限は満たしている。最低限とは足を伸ばして眠れるだけの横スペースと、あぐらをくめるぐらいの縦スペースである。それ以外はなくてもいい。

フラットスペースが確保できれば、十分である。

車中泊暮らしでは昔ながらの和風な暮らしをせざるを得ない。普段、洋風の生活をしていると、床で暮らす和風の暮らしに郷愁が湧くのであろうか。

どうにも楽しくてたまらない。

ネイティブアメリカン風の布を敷いたりすれば、また気分が変わる。

棚があると快適性が跳ね上がる。あった方がいい。でもなくてもいい。ボストンバックがあれば代用できる。

バックドアのターフもすてきだが、強風には弱そうだし、外で遊ぶときは天候を選びたい。

天候のいい日にアウトドア用の椅子や、テーブルを外に広げればいい。今は傘付きのアウトドアチェアが売っている。太陽光の下で読書は厳しいが傘が日陰をつくってくれるのだ。

キャプテンスタッグ エクスギア デタッチャブル チェア 用 パラソル ブラウン UD-44

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 既にお気に入りのアウトドア椅子があれば、外付けでパラソルだけを買うこともできる。

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キャンピングカーに比べて軽キャンが工夫次第だったように、ステーションワゴンも工夫次第なのである。

 

本格的キャンピングカーは雨風の強い日には最強である。年間を通して旅に生きているような旅行ライターやリタイヤ老後組にはおススメしたい。

しかしサラリーマン・オートキャンパーならば、軽キャンぐらいがちょどいいのではないか。ちょっと買い物にも行ける。普段使いも問題ない。

もちろんステーションワゴンでも問題ない。雨風の強い日にはクルマを降りてショッピングモールなどで過ごせばいいのだ。映画を見たり、食事をしたり、本を読んだり、散歩だってできる。

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夜? 夜は寝ろ。

電子レンジ? いらんよ。車の中にそんなもの。

たいていのショッピングセンターは、会計後に電子レンジが置いてある。冷凍食品を温めてイートインコーナーで食べられるようになっている。

大型モニター? いらんよ。車の中にそんなもの。

アウトドアやっているときぐらいはディスプレイから離れたいものだ。星を見て、ロマンを語ろう。

とっても楽しいキャンピングカーショーでした!

それじゃあ車中泊の旅に行ってきます。今日の目的地もまたいつものように南房総です。キャンピングカーをさんざん見た後だと、また愛車の車泊旅が楽しく思える。

Welcome to Vanlife.

決まりきった日常を離れ、非日常の旅へ。

バン・ライフ、車中泊の世界にようこそ。

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるモノカキ。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の旅人

このサイトについて

はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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