このページでは平成が令和に変わる平成31年4月26日から令和元年5月6日にかけてのゴールデンウィークに桜前線を追いかけて東北地方桜旅を車中泊大遠征10泊11日した時の記録をまとめたものです。
(結論)「桜前線なんてものはテレビの中にしか存在しない」
みなさんもこの記事で同じ体感をしてもらえたらと思い、たくさんの桜写真をアップしています。また、車中泊の長期遠征というものがどういうものなのか。参考になればと思っています。
読んでいただきたいネタは、
・ゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれない方法
・上杉謙信の関東遠征に雑兵が従ったのは豪雪・避寒のため(新説)
・五能線ミステリー。お岩木山は二度あらわれる。
・三内丸山縄文遺跡は世界遺産間違いなし。
・玉川温泉はもっと世界的に有名な場所になることができる。
などでございます。
さあ、出発しましょう。忘れ物はありませんか?
鳥海ブルーラインで鳥海山に登るが、雪のため通行止め
途中、休みながら北へ北へと向かいます。
桜はまばらです。そもそもテレビでよくいう「桜前線」なんてものがあるのか疑問に思えてきました。
桜前線なんてものは心の中の観念だけに存在するもので、実際にはそんなものはないのではないだろうか?
鳥海ブルーラインで鳥海山を登っていきます。
途中の雪の回廊はちょっとした『雪の大谷(立山黒部アルペンルート)』のようでした。
過去、私は真夏に鳥海山の山頂まで登っていますが、その時に雪は見ませんでしたから、これらの雪も夏までには全部溶けてしまうということです。
しかし4月下旬にはまだ溶け切らない雪が道の左右に崖のようになっています。
鳥海ブルーラインそのものが雪のため通行不能でした。むなしく折り返します。
鳥海山。名山です。あきらかに周囲の山と風格が違います。
私は東京・八王子で、電車の車窓にあまりにも美しい山を見つけて思わず乗客のひとりに「あの山、なんていう山ですか?」と聞いてしまった幼少体験を持っています。(「あれが富士山ですよ」と見知らぬ乗客はやさしく教えてくれました)、鳥海山はあきらかに名山の風格で、知らなかったら地元の人に思わず名前を尋ねたくなるような威厳を備えています。
ちなみにこの旅でもう一座、そのような名山を見かけますが、それは「岩木山」でした。
秋田名物ババヘラアイス。ババとはババアのこと(そのまんま)
休憩しながら北へと進みます。
ゴールデンウィークほど、道の駅に泊まっている車のナンバーを眺めるのが面白い時はありません。
大型連休のため、とても遠い所のナンバー車を見かけます。
山形県で見た最高に遠いナンバーの車は「佐賀」でした。遠っ!
山形県から秋田県に入ると名物ババヘラアイスがわれら旅人を出迎えてくれます。
ババヘラアイスというのはパラソルの下でばあちゃんがアイスクリームを花のようにコーンに乗せてくれる路上販売のことです。
車のスピード次第で通り過ぎてしまい結構ゲットできないことの多いババヘラアイスですが、この旅ではゲットできました。
ちなみにババヘラのババはババアのババである。案外直球のネーミングだ。
「こんな商品名で売り子さんは嫌だろうに」とイロハは心配していう。
今回アイスクリームをよそってくれた女性も中年ではあったがババアというほどではないと私は思った。
ババアと思ってみると「それほど婆あでもないじゃん」と人は思うものなのである。
婆あだと謙遜すればそうでもないと褒めてもらえると聖書にたしか書いてあるはず。
ババヘラアイスなど寄り道しながら北へ進むと路上の看板に「白瀬南極探検隊記念館」の文字を発見。
急遽、予定を変更して寄ることにする。
白瀬を全然知らなかったイロハはびっくりしていたが、私は白瀬を知っていた。
というよりもむしろ敬愛していたと言っていい。
これは他の予定はキャンセルしてでも「白瀬南極探検隊記念館」には行かなくてはなるまい。
※※桜前線を追いかけて! 車中泊GW東北地方大遠征の旅はこちらから※※