鳥は人間よりも優れている

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どうもハルトです。みなさん今日も元気に走っていますか?

走りながら私はいつも、ほかの動物のことを考えます。

人間が走ることは、生物としてはどの程度のものなのか。速いのか、遅いのか。

獲物を捕るとは関係のない、気持ちよさだけを求めたジョギングのような酔狂な運動をする生き物は他にいるのか?

直立二足歩行は人間だけの特別な運動ですが、さてそれはどれほど特殊なのか? など。

一流のランナーや研究者の中にも、私と同じような考え方をする人がいます。

「動きづくり」といって、とくに(陸上最速のチーターのような)四足歩行の動物の背骨周辺の筋肉の動きから、効率的に走ることを解析しようとする人たちがいます。

彼らは、私と同じように、人間以外の動物の動きが気になってしょうがないのでしょう。

残念ながら人間は遅いです。スピードだけなら犬より遅いのが人間です。ウサギなんか脱兎のごとく速いです。どうして彼らは速く、人間は遅いのか、気になりませんか?

私が気になるのは、鳥です。

ランニングというのは、宙に浮く運動です。地面に接触している時間よりも、宙に浮いている時間が長いのがランニングです。

ということは、その究極の姿は、ずっと宙に浮いていること。すなわち飛ぶことではないでしょうか。

私たちランナーが血尿まで出して必死に追い求める究極の理想を生まれながらにして体現しているのが鳥たちだとすれば、鳥は人間よりも優れている、と言わざるを得ません。

とくに大好きなのはトンビです。上昇気流にのってふわりと宙に舞っているトンビは明らかに飛ぶことを楽しんでいます。飛ぶために飛んでいます。同じ「飛ぶ」でも、ヒバリとは全然違う。生活のためではなく、あの遊んでいる感じが好きなのです。お金持ちしかできないグライダーに乗って遊ぶという趣味がありますが、まさにあれをやっているのがトンビです。

風にのって気持ちよさそうに飛んでいるトンビを見て、ほんのちょっとしか宙に浮かないランナーは思います。自分の筋力だけであんなに高く飛べたらどんなに素晴らしいでしょうか。

生まれ変わるのならトンビがいい。とさえ思います。

トンビがタカを生む、とさげすませるトンビですが、なぜかご存知でしょうか。

彼らは死肉を食らうスカベンジャーです。空中戦をやらないのです。そこが一段低く見られている最大の原因です。だから戦闘機の名前にトンビはないのです。隼とか空母隼鷹とかイーグルとかホークとかミレニアムファルコン(笑)とか。洋の東西を問わず、戦闘機の名前になるのは空中戦をやる鳥たちです。

ダイ「だけどトンビのスピードとか浮遊感が本当に『快楽』かどうかは生まれ変わってみないとわからないぞ。お前は明らかに速い自転車(ロードバイク)よりも、遅いジョギングの方が気持ちがいいと言っているじゃないか?」

ハルト「自転車(ロードバイク)でクルマを追い抜いたときの全能感や、ウサイン・ボルトよりも速く走ったときの周囲の凄まじい風の風圧や轟音は、命を絞り切ったランニングの解放感とは別のものだよ」

ダイ「ランニングのときに出る脳内モルヒネは、苦痛を消すために出ているかもしれないんだ。走る苦しさや痛みを紛らわすためにモルヒネ状の物質が出ているとしたら、宙に浮く鳥にはそんなものは出ないかもしれない。着地の衝撃があってこその脳内モルヒネかもしれないじゃないか。自転車(ロードバイク)にはそれがないから、走る方が気持ちがいいんじゃないのか?」

ハルト「ランナーじゃないお前にはわからないんだよ。おれたちがどれほど飛ぼうとしているかを。一歩一歩のジャンプがすべて飛ぶことを目指しているんだぞ。それに生涯を賭けているんだ。走るために生まれたんだぞ」

ダイ「人間の巨大な脳があってはじめて脳内モルヒネが分泌されるのかもしれない。鳥の小さな脳には、そんな高度な機能は備わっていないかもしれないじゃないか。生まれ変わるなら鳥がいいなんて軽々しく言うもんじゃないよ」

ハルト「そうかもしれないが、それでも飛んでみたいんだよ」

ダイ「魚はどうだ? 宙に舞うトンビと、海中に漂う魚は似た状態だと思わないか? 両者ともに風まかせ、波まかせで自分の力ではどうにもならない。なすがままに漂っているだけだ」

ハルト「たしかに下田の海中水族館や勝浦の海中展望塔の窓から見た魚たちは、波と一緒に整然と上下に漂っていた。よく海酔いしないものだと思ったよ」

ダイ「それは人間でも体験できるよ。スキューバーダイビングで海に潜ったら同じだ。海のパワーに対抗できるものじゃない」

ハルト「そうか。お前の言うこともわかったよ。鳥に憧れてばかりいるんじゃなくて、人間としてのこの人生がすばらしいものになるように、不平を言ってないで、一生懸命に生き抜けってことだな」

ダイ「そういうこと。トンビが上昇気流に乗って漂っているときの快楽は、ランナーの快楽とは別のものだよ」

ハルト「わかったよ。走るために生まれてきたんだものな。ところで鳥博士君、ひとつ聞きたいことがある」

ダイ「何だ?」

ハルト「ヒバリはいつ息を吸っているんだ?」

ダイ「は? なんのことだ?」

ハルト「ヒバリは飛びながら、連続して囀りぬいているけれど、あれじゃあ息を吸っている暇がないと思うんだが。。。」

ダイ「むむっ。確かに」

ハルト「あれほどバッサバッサ羽ばたいていたんじゃ相当な酸素が必要なはずだが、普通鳴きながら息は吸えないぞ」

ダイ「確かに。もしかしてヒバリは息を吸いながらも鳴くことができるのだろうか」

ハルト「引き笑いか」

ヾ(- -;)

謎だな。

★~~このサイトについて~~

比叡山の大阿闍梨(千日回峰行者)様を超える生涯走行距離の中で走りながら感じたことをサブスリーランナーが綴るコラム。

自由と社会との折り合いを模索するブログです。

はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!?

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人

精一杯でいいから走ろう
ソウル日本人学校の出身です。応援おねがいします
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