『赤神と黒神』大切なのは勝つことではなく、心を掴むこと

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桜を追いかけて車中泊大遠征4日目。平成31年4月29日(月)

道の駅あきた港はポートタワーもあり、なんとなく千葉港に似ていて安心して眠ることができました。早朝5時半には一切の痕跡を残さずに次の目的地へと出発します。

男鹿半島。赤神神社・五社堂。

男鹿半島に向かいます。鳥海山あたりの国道7号から島に見えたのが男鹿半島でした。半島っていうのは海岸道路から見るとリアルに「島」に見えるものなのですね。千葉にはそういう地形はないのでびっくりしました。地図で島の名前を探してしまった(汗)

神社に見せているが修験道の道場でした

さて本日の朝散歩は「赤神神社・五社堂」です。慈覚大師・円仁さんが創建した寺社だということである。円仁さんというのはこの「桜を追いかけてゴールデンウィーク車中泊東北大遠征」にたびたび登場してくる人物である。恐山も、山寺・立石寺も、薬研温泉かっぱの湯も、この赤神神社・五社堂も、創建の逸話に出てくるのは円仁さんである。大師というからには仏者のはずだが、神社を創建して違和感ないのがいかにも日本だよね。「赤神神社・五社堂」が修験道の霊山だったのは出羽三山と同じである。もともとは修験道なのだ。五社堂はそのシンボルである。

赤神神社 五社堂公式ページ

五社堂へと向かう階段には伝説がある。「なまはげ」の原型である鬼がこの山から里に降りてきて村人たちに乱暴狼藉を働いていたというのだ。「一晩に千段の石段を作れたら娘を差し出す、できなければ去れ」という賭けをしたところ鬼神の力で階段が完成しそうになったので、村人の一人がニワトリの鳴きまねをして騙して去らせたという鬼伝説である。五社堂への階段は鬼が作ったというのである。そんな伝説を知りながら歩くと階段を登るのも楽しい。空気は澄んでいて、まだ誰もいない。

朝の散歩は最高である。

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日本昔ばなし『赤神と黒神』。大切なのは勝つことではなく心を掴むこと

また日本昔ばなし「赤神と黒神」の赤神は当地の神様だという。私が幼い頃に聞いたたくさんの日本昔話しの中でも忘れられない物語のひとつである。その物語と偶然、再会することになろうとは。

知らない人のために「赤神と黒神」のお話のあらすじです。

「美しい女神」に惚れた「赤神」と「黒神」が女神の愛をめぐって決闘する。「赤神は笛を吹きならす痩せた美青年」。「黒神は髭面マッチョ&ワイルドな大男」である。正々堂々の男の決闘は、黒神が勝利して雄たけびをあげる。しかし女神は傷つき敗れた赤髪を選ぶのだ。男の勝負に勝ったはずの黒神は恋に破れ、敗者のように去っていく……。

そんな話であった。もちろん私は自分の気持ちを黒神に投影して同情したのである。だから『赤神と黒神』が忘れられない昔ばなしとして記憶されているのだ。

世の中、モテる奴が最強なんだな、と子供の私は思ったものである。その後、生きていく中で「赤神と黒神」のような話しには、たくさん出会った。

勉強ができるよりも、出世するよりも、女にモテる方がいい。ひらたく言えばそういうことである。

みなさんもそういう経験があるだろうと思う。一流大学を出て女にフラれるよりも、三流大学出でもいいから好きな女に好かれた方がいい。これが世の中の真理だと思う。しかし決してこういうことは学校では教えてくれない

その幼い私の心を釘付けにした物語「赤神と黒神」の赤神が男鹿の赤神神社の神だというのである。なんという再会。ちなみに黒神は竜飛崎の神女神は十和田湖の女神なのだという。

私のこの「桜を追いかけて車中泊・東北大遠征」では今後、竜飛崎に行った後、大間崎から十和田湖へと戻ってくる予定なのだ。

「桜を追いかけて車中泊・東北大遠征」は別名「赤神と黒神」をたどる旅になりそうである。

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ゴジラ岩。会社の同僚の不倫カップルに遭遇。愛された奴が一番の勝利者なんだ

いろいろ考えさせられた赤神神社・五社堂の朝散歩から戻ってきた。

男鹿真山伝承館、なまはげ館の開館が8時30分のため、それまでの時間を海辺で過ごすべく、ゴジラ岩に向かった。このポイントは長年の潮風で風化した岩がゴジラに見えるというものである。夕日にたなびく雲をゴジラの口に合わせて放射火炎に見立てた写真がポスターなどに使われている。

最初、ゴジラ岩がどこにあるのかわからず、灯台の方まで素通りしてしまった。他にたくさんの観光客がいたので、その人たちに場所を聞いて、戻ってやっとゴジラを見つけることができた。

背中に甲羅があるからガメラ岩と名付けたほうがいい

ゴジラ岩。背中に甲羅があるように見えるのでガメラ岩と名付けた方がいいのでは>

反対側から見てもちゃんとゴジラに見える

ゴジラ側。というよりも私にはタイのナーガに見える。

タイのナーガ。日本では竜王になる蛇神さまである

このゴジラ岩の前で大事件が起こった。なんと千葉の会社の同僚と遭遇。GW中に秋田の男鹿半島のゴジラ岩の前で会うなんて想像もしないから20秒ぐらい互いの顔をまじまじと見ちゃった。しかもなんと同じ職場の人妻と一緒にいるではありませんか。その同僚は何も言わず何も見なかった振りでくるっとUターンをして車に戻っていきます。不倫です。不倫旅行。見てはいけないものを見てしまった。いやあ。知らなかったよ。不倫してたなんて。旦那さんは女房が不倫してるなんて想像もしていないんだろうなあ。企業戦士が大型連休で体を休めて鼻毛を抜いている間に女房は不倫か。黒神みたいだな。いくら男の勝負に勝っても女房を寝取られちゃアしょうがないよ。赤神の勝ちだよなあ。やっぱり。愛された奴が一番の勝利者なんだ。

いやあ。そうか。二人は誰にも内緒でしっぽりと「さざんかの宿」に泊まったんやろなあ。こっちは車中泊なのに。

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男鹿真山伝承館、なまはげ館

そして男鹿真山伝承館、なまはげ館へと向かう。ここで初めて知ったのだが、なまはげって鬼じゃないのね!? 来訪神という人間界に福をもたらす神様の一種らしい。

「来訪神、仮面、仮想の神々」としてユネスコの無形文化遺産に登録されている。無形文化遺産というのは、ブツとしては残るものは無いが、人間が生きることの象徴的な祭祀のような文化的ものを残していこうという世界遺産の一種である。

役者がなまはげに扮する。無形文化遺産は仮面や扮装の展示を見ても仕方がないのだ。

真山伝承館にてナマハゲ体験。役者がなまはげに扮している。本来は大みそかに年一回行われる神事であるが、一日に13公演も行い、人々になまはげを見せている。ユネスコの無形文化遺産は仮面や扮装の展示だけを見ても意味がない。仮面や扮装が評価されたわけではないのだから。

人間が生きていることの祭祀のような「行動そのもの」が後世に残すべきものと評価されたのであるから、たとえ役者の演技でもリアルな動きを見なければ意味がない。

なまはげは子供を脅す。「怠け者はいねがー」と。それが公認人さらいみたいで楽しい。赤ちゃんが泣き叫ぶのが楽しい。子供は生涯忘れない恐怖だろうし、大人は笑える(笑)。

紙と稲わらと木でできている来訪神。後世にブツは何も残らないけど生きてる神事というやつだ。小学生の手作りのような造形が多く、なまはげは愛嬌がある顔をしている。

しかし雪の夜にかがり火とともに現れたら、子供は恐怖におののくに違いない。

出かけませんか?なまはげに出会う旅へ | なまはげ館
出かけませんか?なまはげに出会う旅へ | なまはげ館は、男鹿に伝わる歴史のミステリーとナマハゲの全てにふれられる空間です。
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五能線ミステリー。お岩木山は二度現れる

男鹿半島にお別れをし、さらに北上する。五所川原と能代を結ぶ五能線。五能線に沿って国道101号線は走っている。ところどころに桜を見ながら101号線を北上してくと右手に白い美しい山が現れる。

数々の演歌で歌われた名山、岩木山である。この地方に暮らしていたらお岩木山を意識せずにはいられないというのが非常によくわかる。鹿児島市民が桜島を意識せずにはいられないようなものだ。岩木山はぽつんと独立峰で、白く、高い。神が住んでいるとしたら、あの白い山の上だろう。

五能線を北上すると、他とは比較にならない名山が右手に迫ってくる。市街地や、手前の森に視界を遮られたりして、岩木山はやがて後ろに消えていく。

ミステリーはこれからである。

岩木山にサヨナラをしてさらに五能線を北上すると、また他とは比較にならない名山がまた目の前に迫ってくるのだ。

さっき岩木山は後方に去っていったはずなのに、目の前から迫ってくるこの名山は何だ?

しかもなんか見たことのあるような山がまた近づいてくるのだ。巨大な山塊が移動したとでもいうのだろうか。

これが私の世界七不思議のひとつ『五能線ミステリー。お岩木山は二度現れる』である。

これには驚く。これまでに、これ以上に驚いたのは東京・新島の水に浮く石だけだ。

俺的世界七不思議。ここは宇宙ですか? 石が水に浮いてますけど(汗)

五能線がグニャグニャであるために、左にカーブしていったん後ろに消えた岩木山が、右にカーブすると再び現れてくるという壮大なドッキリである。

現れた二つの名山はどちらも岩木山である。五能線ミステリーは電車でも堪能できます。いやあ。本当に驚きますよ。ぜひあじわってみてください。

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黄金崎不老ふ死温泉。

五能線ミステリーでかいた不吉な汗を(笑)、黄金崎不老ふ死温泉にて洗い流します。

ひょうたん型の露天風呂で有名な、鉄のにおいのする鉱泉です。

不老ふ死温泉 公式ホームページ
不老ふ死温泉 公式ホームページ

私は以前、冬の時期にこの温泉で湯治をしていたことがあります。露天風呂の頭上おそろしく高い高度を何百羽もの渡り鳥が飛んでいきました。湯温はぬるくいつまでの入っていられました。本当に幻想的な入浴でした。

ところが夏に行くとお湯は熱いし幻想を演出した渡り鳥はいないし、同じ場所に行っても同じ素晴らしい気持ちになれるとは限らないのです。

4月下旬のお湯は熱くもぬるくもなくちょうどよかったです。足をすべらせないように注意してください。

日帰り温泉の後は夕日を鑑賞します。黄金崎不老ふ死温泉は夕日のスポットとしても有名です。

黄金崎不老ふ死温泉の夕日。明日で平成も終わり

平成最後の大型連休に日本各地から来た人たちが東北の名湯につかり、夕日の写真を撮っていました。

明日で平成も終わりです。日本海に沈む平成最後の夕日を眺めるつもりですが、明日の天気予報は雨。これが平成で見る最後の夕日になるかもしれません。

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コンビニや食事処がないときはホテルのレストランを利用する

海沿いの国道101号線。このあたりにはコンビニは一切ありません。それどころか食事できるところもないので、私たちとしては珍しくホテルのレストランを利用することにしました。

ウェスパ椿山のレストランで食事です。食事する人の大半は宿泊客のようでしたが、別に食事だけ利用したっていいのです。

ウェスパ椿山 青森県深浦町 自然豊かなリゾート宿泊施設【公式】
青森県深浦町のウェスパ椿山は夕陽が美しい日本海や世界遺産白神山地、十二湖など観光・旅行に人気のスポットに囲まれた、宿泊もできる自然豊かなリゾート施設です。展望温泉や吹きガラス体験、昆虫館など親子で楽しめる施設も大人気!「つるつるわかめ」や「夕陽の町深浦」の魅力をたっぷり堪能しておくつろぎください!

五能線のような何もない海辺ではホテルを活用することも選択肢に入れてください。

日本海沿いのゆとりの駐車場にて本日は宿泊です。おやすみなさい。

プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるモノカキ。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。台湾・玉山。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の旅人

このサイトについて

はたして放浪のバックパッカーは社会復帰できるのか!? 自由と社会との折り合いを模索するブログです。

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ソウル日本人学校の出身です。応援よろしく
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