赤城山ヒルクライム大会

自転車・ロードバイク
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どうもハルトです。みなさん今日も元気に走っていますか?

残暑が続いています。こう暑いと得意の「放浪の車中泊旅行」ができません。夜、暑くて眠れないのです。冬は何とかなるのですが、夏場はどうしようもありません。

冬は着れば寒くないが、夏は全裸になっても暑い」というやつです。

対処方法は二つしかありません。エアコンをかけて寝るか、寒い場所へ移動するか。

エアコンをかけて寝る選択肢は私たちにはありませんので、夏場の車中泊といえば寒い場所へ移動するしかありません。

北海道には飛べませんので(このブログの書き手は関東の人間です)、寒い場所と言えば高いところになります。具体的には「山の上」ですね。

というわけで、赤城山に行ってきました。かつて「あかぎ大沼・白樺マラソン」というのを完走したことがあるので、山の上に湖があることは知っていました。

車中泊旅行のだいご味は、起きたら目の前に絶景が広がっていることにあります。どうせ泊まるなら山上の湖畔なんて最高です。

今回はその湖畔に泊まる予定で、ドライブに出発しましょう。

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赤城山。ものすごいロードバイクの数

赤城山に登り始めて、あまりにも多くのロードバイクが走っているので、本当にびっくりしました。こんなに自転車が連なっているのを見たのは「しまなみ海道ツーリング」以来のことです。

「なんだ、これは」

筑波山よりもはるかにたくさんのロードバイクが走っています。

ウキウキしてきました。たくさんのロードバイクに気分があがります。

しまった! 自転車を積んでくればよかった。

ところが残念ながらバイクを車載してきませんでした。後部ハッチは自転車ではなく寝具一式です。ロードバイクを積もうと思えば楽に積める子なんですが。

心から後悔しました。自分も一緒にここを走りたい。そう思いながら次々とロードを追い抜いていきます。車というのは本当にすごい乗り物です。あっちの人はあんなにハアハア喘いでいるのに、こっちの人は平地を走っている時と全然心拍数が変わりません。

ふらついているピナレロ。車に接触しそうになります。そんな高級車に乗って、そんなヘナチョコ貧脚でどうする。

そのピナレロ、おれにくれ!

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まえばし赤城山ヒルクライム大会

間もなく、圧倒的な数のロードバイクの理由がわかりました。

立て看板に「まえばし赤城山ヒルクライム大会」開催予定・交通規制のお知らせと書いてあります。平成30年9月30日(日)開催。もう二週間後です。なるほどみなさん大会の参加者なのですね。試走していたのです。

「まえばし赤城山ヒルクライム大会」というのは、市立前橋高校・前橋合同庁舎エリアから赤城山総合観光案内所までの全長20.8キロメートル、標高差1313mを自転車で登る自転車ロードレース大会のことです。コースのほとんどが坂を上るためにロードレースと呼ばずヒルクライム大会と呼んでいるのです。平均勾配6.4%。最大勾配9.7%。参加料大人8,000円です。

イロハ「おれもレースに出たいってウズウズしてたよね」

ハルト「5月の下旬にとっくにエントリー終了してるよ。ノープランで、当日ふらっと来て、レースに出るっていう訳には行かないんだ」

イロハ「放浪のバックパッカーか!(そうだけど)

ハルト「アポなし出走が難しいのは、保険に加入しないとならないからだろう。自転車レースは常に転倒、骨折の可能性があるからね」

イロハ「マラソンとくらべてはるかに自転車は危険なスポーツなのね」

ハルト「そういうこと。だけど自転車レースの中ではヒルクライムは比較的安全だと言われているんだ。フラットなロードレースに比べたらね」

イロハ「スピードがあまり出ないからじゃない?」

ハルト「さすが。実際にクライマーを見ながら話すとよくわかるじゃないか。あの人なんて「止まって立ちゴケしないように必死」という感じだろう。ほとんどスピードゼロ。スタンディング・スティルで逆に凄いかも(笑)」

イロハ「スタンディングスティルって何よ?」

ハルト「基本的に自転車は前に進んでいないと倒れてしまうんだけれど、前に進んでいないのに両足をペダルの上に置いて静止できる人がいるんだ。その状態をスタンディングスティルと言うんだよ

イロハ「そんなことできるの? ありえなくない?」

ハルト「ペダルを漕ぐ推進力をブレーキの制動力で相殺してゼロにするんだ。後はバランスだよ」

イロハ「ハルトはできるの?」

ハルト「聞かないで。(さりげなく話しを変えて)他にもヒルクライムが比較的安全な理由があるんだけどわかる?」

イロハ「(できないんだな、と内心思いつつ)なんだろう。スピード以外で?」

ハルト「競技自転車特有の集団走行を、ヒルクライムでは使わなくても影響がないからなんだ。遅いと風圧が関係なくなるんだよ。スピードが出れば出るほど風が影響するから平地だと隊列を組んで風よけの後ろを進むわけ。車で言えば煽り運転しているようなものだから、速いだけによけい隊列が危険なわけだよ。必死のレースで脳に酸素が行かずフラフラしたらタイヤを引っかけちゃう。そしたら集団落車だ」

イロハ「なるほどヒルクライムは煽り運転されないのね」

ハルト「自転車レースに出たいけれど、危険だから配偶者の許可が下りないという人はヒルクライムなら出走できるかもしれない」

イロハ「だけど、そんなに遅いんじゃ、レースに出ても楽しくないんじゃない?」

ハルト「スピードの爽快感こそないけれど、脚に掛かる負荷はスピード走行と同じだから、息はハアハアあがってくるし、全力で競争する楽しさは味わえるよ。出し切った爽快感はフラットレースと同じものを味わうことができるんだ」

イロハ「ふうん。なるほど。楽しそうね」

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実力がもろにでる一直線コース。剛脚だけがたのみ

ハルト「しかしまっすぐなコースだなあ。おれのような脚力頼みのスプリンターには向いたコースだな」

山頂付近まではほぼまっすぐな印象です。山頂付近になるとさすがに「日光いろは坂」のようなつづら折りのカーブが出てきますが、それまでは「だらだら坂」が続いています。

直線コースです。スピードを殺さずにカーブをまがる技術とか関係ありません。脚力がそのまま順位に直結するコースだと言えるでしょう。

レース中、苦しくても顔を上げて坂の上を見てください。色とりどりの「あなたの大好きな」ロードバイクがたくさん視界に入ることでしょう。

普通、峠のコースは斜度に緩急があるのが普通です。ものすごい斜度の激坂の後にだらっと坂が続いて、一番スピードが落ちるヘアピンに限って激坂だったりするのが、峠道の常なのですが、ここ赤城山は斜度も一定です。

ギアを切り替えて脚への負荷を一定にする技術さえあまり必要ないでしょう。坂の負荷はゴールに向けて徐々に上がっていきます。

ゴール地点の赤城山総合観光案内所にはサイクルラックが大量に設置されていました。

たくさんのサイクリストが自転車を降りて、激坂で疲れた脚を休めています。

サイクリストA「いやあ。疲れた。この坂、やばいっすよ」

サイクリストB「やばいよね。本番レース、どうしよう」

そう言いながら、顔は笑っています。楽しそうに、輝く笑顔で。

私は知っています。

やばいとか言っている人はホントはやばくない人です。ほんとにヤバい人は俯いて無言で笑顔なんかありません。

観光案内所には、ソフトクリームが売っています。たくさんの試走サイクリストに売れまくっていました。抹茶とバニラのミックスがおススメです。

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ロードバイク乗りとトレイルランナー共通のカッコよさ

ゴール地点の観光案内所をこえて、すこし進むと「あかぎ大沼」があります。「おおぬま」ではなく「おの」と読みます。

こういう場所で車中泊をするときに注意しなければならないのは「ドリフト族」の深夜の暴走です。赤城には、榛名山のようなドリフト族のタイヤ跡もありませんでした。

「聖地・榛名山がすぐそばにあるのに、あえて隣の山を選ぶやつもいないのか」と思いましたが、たぶんそうではなくて、おそらく赤城のコースは一直線すぎて「おもしろくない」のだろうと思います。曲がってナンボのドリフトですからね。

下界はまだ暑いのに、赤城の山頂は寒いぐらいでした。赤城山ヒルクライム大会に参加される方はレース後の体の冷えを考慮して、ウインドブレーカーを準備していくべきだと思います。

大沼のまわりにはランナーもいましたが、サイクリストの方が多かったです。

しかし、自分が「ランナー&ローディー」になって、両者を「同じぐらいの思い入れ」で見ることができるようになって思うことは、ランナーというのは格好がダサいなあ、ということです。

短パンに綿のTシャツという「ほとんど寝間着」というダサいスタイルで平気で走っていますからね。

その点、ローディーは洗練されています。もともとロードバイクが美しいうえに、サイクルジャージが派手派手だからですかね。

ロードバイクは装備に命をあずけて走っているところがあります。他者に発見されて、注意を払ってもらわなければならないため、サイクルジャージは蛍光色でハデハデですよね。

それに比べるとランナーはとても地味です。瞑想ランニング中はむしろ世の中から隠れてしまいたいぐらいです。

どちらかというとトレイルランナーの方がローディーに近い印象です。トレランも装備に命をあずけて走っているところがありますので、似てくるのかもしれません。

遭難の心配があるトレランも目立ってナンボ。他者から見つけてもらってナンボ。だから似てくるのでしょう。

ひらたく言うと、お金がかかっているから格好いいわけですね。命がかかっている事に、お金を出し惜しみする馬鹿はいません。

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下りのロードバイクは見ることができない

もう一度、ロードバイクの走行が見たくなったので、今日は車中泊を諦めて、下山することにしました。

ブログに乗せる写真を撮るためにイロハに運転を変わってもらい、助手席に座りカメラを構えます。

登ってくる時に多くのロードバイクとすれ違いテンションが上がったので、降りる時もさぞや多くのバイクを見られるだろうと期待していたのですが、それほど多くのロードを見ることはできませんでした。

なぜか、ですって?

登りは車の圧勝です。車ならすべての自転車を抜くことができますから、全ロードバイクを見ることができます。しかし下りのロードバイクは車と同等の走りを見せます。いつまでも追い抜かせないため、そんなに多くのバイクを見られないのです。

つくづくロードバイクとは不思議な乗り物だと思います。

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~~このサイトについて~~

比叡山の大阿闍梨(千日回峰行者)様を超える生涯走行距離の中で走りながら感じたことをサブスリーランナーが綴るコラム。

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プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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