通勤バイクからはじめるロードバイク生活
どうもハルトです。みなさん今日も楽しい自転車ライフを送っていますか?
ここは往復30kmの通勤バイク生活をすることになった筆者が、晴れの日はロードバイク、雨の日はママチャリと自転車を使い分けて、自転車操業の毎日をひいこら乗り越えていくというページです。
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このブログの作者の書籍『通勤自転車から始めるロードバイク生活』のご紹介
この本は勤務先の転勤命令によってロードバイク通勤をすることになった筆者が、趣味のロードバイク乗りとなり、やがてホビーレーサーとして仲間たちとスピードを競うようになるところまでを描いたエッセイ集です。
その過程で、ママチャリのすばらしさを再認識したり、どうすれば速く効率的に走れるようになるのかに知恵をしぼったり、ロードレースは団体競技だと思い知ったり、自転車の歴史と出会ったりしました。
●自転車通勤における四重苦について。
●ロードバイクは屋外で保管できるのか?
●ロードバイクに名前をつける。
●軽いギアをクルクル回すという理論のウソ。
●ロードバイク・クラブの入り方
など、初心者から上級者までを対象とした内容になっています。書籍のお求めはアマゾンキンドル図書からお願いいたします。
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支柱が強固であればあるほど、筋肉は大きな力を発揮することができる。
運動というのは骨という固い物質に付着した筋肉を動かしてする運動です。しかしロードバイクの場合、フレームという固い物質に付着した身体全体をひとつの筋肉のようにつかう運動だと発想転換したほうがダンシングの場合、理解しやすいかもしれません。
私はロードバイクに乗れば人類最速ウサイン・ボルトよりも速く走ることができますが、その秘密のひとつが、この言葉の中にあります。
骨折するとどうして運動できないのかというと痛いからではなく、筋肉が折れた骨を引っ張るからです。逆に言えば固い支柱が強固であればあるほど大きな筋肉が大きな力を発揮することができます。
世の中には筋肉が強すぎて骨が折れてしまう人がいるのです。
激流を遡上するシャケが背骨をよじって必死に泳ぐように、ロードレーサーはフレームをよじって走る。
しかしアルミやカーボンのフレームならば心配いりません。人間のちからでへし折れることはないでしょう。
激流を遡上するシャケが背骨をよじって必死に泳ぐように、ロードレーサーはフレームをよじって走ります。それがダンシングです。
ランニングでは、背骨まわりの体幹の筋肉を動かすことが重要ですが、自転車(ロードバイク)ではこの背骨の役割をフレームが担います。
ランナーが背骨周りの筋肉をダイナミックに動かすように、フレームを支柱にして全身を使って前に進むのです。そのとき巡航スピード時のようにフレームは静止していません。
前輪をメビウスリング運動のようによじれば、ペダルを漕がなくても前に進むことができます。その力も利用して、すべてを賭けて前に進みます。あたかもフレームが背骨、全身が背骨まわりの筋肉のようにして。これがダンシングという漕ぎ方です。
だから速いんです。背骨は固く、筋肉は大きいわけですから。