自転車(ロードバイク)『通勤バイク』その1

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どうもハルトです。みなさん、今日も楽しい旅をしていますか?

さて、サラリーマンの方は、人事異動っていうものがありますよね。職場の一方的な都合である日突然「××勤務を命ずる」という辞令によって、これまでの生活が変わってしまうという。。。

「バンコク勤務を命ずる」とかって話であれば、これはもう引っ越すしかないということになるわけですが、片道15km程度の隣町に勤務を命ぜられたらどうしますか?

引っ越しするには近すぎますよね? 50kmも離れていれば引っ越しも視野に入れると思いますが、15kmではそこまでする気になれません。

電車、もしくはバスがあれば、それを使いたいところです。しかし私の場合、田舎町だったため、公共交通機関を使うことはできませんでした。

田舎町ではマイカーこそが王者です。クルマさえあれば、何ら悩むことはなかったはずです。

ところがハルトは昔は持っていましたが、ある事件をきっかけに、車は廃車にしました(そのことはいつか書こうと思っています)。

同じ境遇の同僚は新たに軽自動車を買っていました。職場に通えないんじゃ仕方がありません。しかし数か月はクルマのために働くことになります。

悩んだ末、ハルトは自転車(ロードバイク)で通うことにしました。脚力に自信があったこともありましたが、通勤のためだけに新しく一台車を買うということに違和感を禁じえなかったためです。

職場が河川敷ぞいにあったため、サイクリングロードで通勤できるというメリットがありました。

いやあ。速いですよロードバイクは。陸上短距離日本最速100m10秒(時速36km)は軽く出せます。

人類最速ウサイン・ボルトの瞬間最高速度は時速44.7kmですが、サブスリーランナーならば日常レベルでボルト越えが可能です。私は毎朝ボルトよりも速く職場に走っていました。

ところがボルト越えぐらい速く走ると耳元でゴウッと風が唸ります。

朝の鳥が私のバイクの前を横切ろうとしたらロードバイクが計算よりも早すぎてぶつかったことが何度かあります。横切ろうとしたのに横切り切れなかったんですね。鳥の計算を超えるスピードが出ていたためです。ランニングではこんなことはありえません。転倒して頭蓋骨から落ちたら即死もありえます。おそろしくてヘルメットなしには乗れません。

また「スピード命」の乗り物だけに、ちんたら走っていてはいけないような無言のプレッシャーを乗っていると感じます。クロスバイクやマウンテンバイクに抜かれるなんてことはあってはならないことです。速さはレーゾンデートルなんですから。フォーミュラカーがSUVに負けちゃならんのと同じことです。

そのようなスタンスの乗り物だけに、同じロードバイク乗りに抜かれようものならば、己の存在意義を脅かされたとばかりに競争が始まります。

カーン。さあ、戦いのゴングが鳴り響きました。

敵はコルナゴのようです。イタリアの名門バイクですね。毎日この道をこの時間に通っているらしく乗り慣れているようです。おおっと今日の敵はビアンキだ。おっ。前方にはジャイアントがこちらを待ち構えて力をためているようです。しかしこれから職場に行くためにまだハルト選手に比べると必死の気合が足りないようです。おおっと凄い。凄いスピードだ。下ハン握ったハルト選手がアウタートップの重ギアをぐいぐい漕いで一気に追い抜いていきました!!

、、、っていう具合に、毎朝、通勤レースをしておりました。暇だったんですね。河川敷の悪いところはどこまで行っても景色が変わらず、退屈で、前に進んでいる感じがしないところです。競争でもしないと退屈でたまりません。

結局、私の通勤バイクレースの戦績は全勝無敗でした。しかしきわどい勝負をするたびに私の通勤バイクは高速仕様に改造されて、最後はディープリムホイール、ビンディングシューズ、レーシングパンツ、指だし手袋、サングラス、ヘルメットというムチャな通勤スタイルへと変化していきました。夏はたいていマラソン用の速乾Tシャツでしたが、時にはサイクルジャージを着ていったこともありました。もはやこれはサラリーマンが仕事に行く格好じゃありません。完全なホビーレーサーのスタイルです。近所の人は誰も私が仕事に行くとは思っていなかったんじゃないかな? 職場に行かずにそのまま日光あたりまで行ける格好でした。下着はザックに背負い、職場でパンツまで着替えていました。仕事着はロッカーに置きっぱなしです。

これがロードバイクです。ママチャリに乗っている人の通勤世界と全然違うでしょ?

 

 

 

 

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