ヘルメスの靴。足についた宙に浮くためのバネ(足底アーチとアキレス腱)

マラソン・ランニング
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【トウガラシ実存主義】【遊民ユーミン主義】の提唱者アリクラハルトの人生を旅しながら走り抜けるためのオピニオン系ブログ。

『車泊でGO!!』YouTube動画 始めました。(grandma-cuisine

ギリシア神話にはヘルメスという神様が出てきます。ヘルメス神は羽根が生えた靴を履いていて宙に浮くことができます。
ヘルメスの靴ほどではありませんが、人間の足にも二種類の宙に浮くためのバネが備えつけられています。
足底アーチと、アキレス腱です。人間の足に備わったこの天性の装置のことを、私は「ヘルメスの靴」と呼んでいます。

神からあたえられたこの二つのバネを使って、宙に跳ね上がりましょう!

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足裏のバネがあってこその長距離走

チンパンジーは偏平足だそうです。足の裏がべたっとフラットになっているのです。

それにくらべて人類の足は「土踏まず」というものがあり、真っ平らにはなっていません。

足裏には「足底筋」が発達していて、足底筋がぞんぶんに働く空間を確保するように足裏アーチが形成されています。この足底筋のついたアーチこそが押すと跳ね返ってくるバネなのです。

偏平足のチンパンジーは長距離を走れないそうです。理由の一つは足裏のバネがないからです。

一歩ごとにバネで跳ね上がることができる人類と、バネのないチンパンジーでは、長距離走では雲泥の差となるのです。

人類が天性の長距離走者だというのは、汗腺が発達しているなどの他の理由もありますが、足底筋の存在も大きいのです。足裏のバネがあってこその長距離走者なのです。

だとしたら長距離走者のあなただったら、この神が与えた武器である足底のバネを利用しない手はありません。

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速く走るために足裏のバネを使う

足裏にバネがあるから反発力を利用してポンポン弾むように長距離を走ることができます。速く走るためにもこのバネは有効です。

速く走るためには前足部(フォアフット)から着地して足底筋を伸ばしつつ着地の衝撃を吸収。伸びた足底筋が伸縮反射で縮もうとする力をバネに宙に浮かび上がればいいのです。

マラソン『ピッチ走法よりもストライド走法』ダメージなんか度外視して走れ
オリンピッククラスの指導者の考え方の本質的ベースにあるのは『オリンピックで、凄いストライドの黒人選手に、短脚の日本人が勝つため』に編み出されているということを見落としてはなりません。 市民ランナーがサブスリーを達成するために考え出された指導方法ではないのです。

フォアフット着地した後でカカトが遅れて接地する瞬間には、もう一つのバネであるアキレス腱も引き延ばされて、やはり縮もうとするときにバネとなり足を宙に弾くパワーになります。

マラソン初心者が習得すべき走り方(アトムのジェット走法)
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私がベースのフォームにフォアフット着地を推奨しているのはこのためです。

【フォアフット着地】長距離マラソンのフォアフット着地では、踵も前足部に遅れて接地する
ランニングというのは歯車がかみ合って回る機械のようなものです。 フォアフット着地という意識(歯車)が、大腿骨を振り上げて(踵落としを効果的に決める走法)膝を曲げて着地する(アトムのジェット走法)という歯車を知らないうちに回してくれるのです。

足底筋とアキレス腱の二つのバネが足にはついています。神から授かった伝説の武器のようなものです。

ギリシア神話にはヘルメスという神様が出てきます。ヘルメス神は羽根が生えた靴を履いていて宙に浮くことができます。

ヘルメスの靴ほどではありませんが、人間の足にも二種類の宙に浮くためのバネが備えつけられています。足底アーチと、アキレス腱です。

それを利用して宙に浮くためには、速く走りたかったら、フォアフット着地。これを覚えておいてください。

そのためには膝を少し曲げた状態で着地することです。「踵落としを効果的に決める走法」で振り戻ってきた足で着地すれば膝はすこし曲がっているはずです。膝が曲がっていれば、いやでもフォアフット着地になるはずです。

「市民ランナーという走り方(グランドスラム養成講座)」まえがき、で書いたように、フォアフット着地は結果論です。フォアフット着地からランニングフォームを逆算してはいけません。

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着地の衝撃を吸収するために足裏アーチを使う

足底筋のバネの使いかたはこれだけではありません。

超長距離走(ウルトラマラソン)では、着地のダメージに体が耐えきれず走れなくなってしまいます。

ウルトラマラソンの走り方『ばあちゃん走法』(内股高速ピッチ走法)
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着地筋と呼ばれる膝の上(大腿四頭筋)が伸張性収縮(エキセントリック収縮)でズタボロになってしまい、走れなくなってしまうのです。

この着地の衝撃を吸収するためにも足底のバネは使えます。

そのやり方を解説します。

最高のスピードを出す時にはフォアフット着地でしたが、着地の衝撃を吸収するためには踵もつかってフラット着地をするのです。カカトをつかって足裏全体で体重を受け止めます。

すると足底のバネはクッションの役目を果たし、膝上の着地筋へのダメージを緩和してくれます。

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フォームは使い分けるのがクレバーな走り方

ご覧いただいたように、足裏だけでも二種類の走り方があります。

その都度都度で使いやすい方を使えばいいでしょう。

どちらを使うべきかはあなたの肉体が教えてくれます。

【究極の走り方】あなたの走り方は、あなたの肉体に聴け
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だからフォームは決めつけない方がいいのです。それこそが私ハルトのサブスリー養成講座の核心部分です。

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まだ体にダメージが蓄積されていないときにはフォアフット着地で足底筋のバネは推進力として使い、着地のダメージが蓄積されてきたら足底のアーチを衝撃緩和のために使う。

このようにフォームは使い分けるのがクレバーな走り方なのです。

足底筋は条件反射する不随意筋のようなものです。

ふくらはぎなどとくらべたら疲れを知りません。

足先にある神から授かった武器を駆使して、困難な道を走破してください。

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※市民ランナーのグランドスラム達成者・アリクラハルトの『脳ミソで脚力自慢に走り勝つ方法』については、プロフィールページをご確認ください。

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