走友会の代走ルール

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市民マラソン大会に出られないときは、走友に代走してもらう

市民ランナーのみなさんは、マラソンシーズンになると、次から次へと市民レース大会を走っているものと思います。

私の友人にも、毎週日曜日はどこかのレースに出ているという人がいました。

こういう人はレースが練習、という感じで走っています。

実戦でつよくなる、という川内優輝選手の強化方法でお馴染みですが、別に彼の発明ではなく、昔から市民ランナーのあいだでは伝統的な強化法のひとつであります。

川内優輝選手はプロランナーに転向しても今より遅くなるだろう
問題はストライドなんだよ。スピードはストライドでしかカバーできない。老いて衰えるということは、ストライドが維持できなくなるということだ。若くバネがあるやつにストライドで勝てなくなるんだ。だからすべてのアスリートに引退の時が来るんだよ。川内選手には奇跡を見せてほしい

ところで毎週レースの予定を入れと、どうしても、急遽予定が入ってしまう時があります。

そんなときどうしたらいいでしょうか?

急に用事ができて市民マラソン大会を走れなくなってしまった時、私は走友に代走してもらいました。

代走したこともありますし、代走してもらったこともあります。

代走は日常茶飯事でやっていました。

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せめて参加賞をもらいたいから、代走を頼むことになる

私ハルトは一世代前(東京マラソン以前から走っていた世代)なので、しょっちゅう代走していました。

エントリーしていた市民マラソン大会に急遽出られなくなった時には、走友に代走をお願いしていました。

そのかわり、彼が急遽出場できなくなった時には、私が代走していました。

走りたかったのに走れなかったのは残念ですが、せっかくエントリー代を入金した以上、せめて参加賞(地元の名産品をおみやげにくれることが多い)はゲットしたいものです。

それがエントリー代を支払ったものの人情です。

参加賞を自宅まで郵送してくれればいいのですが、ほとんどの大会は郵送なんかしてくれません。

唯一、家族や友達が、大会会場まで足を運んだ場合のみ、エントリーカードを見せると参加賞を受け取ることができます。

しかし実質、参加賞の受領のためだけにわざわざマラソン大会会場まで行ってくれる人などいるはずがなく、参加賞を受け取る権利は事実上放棄することになってしまいます。

しかし誰かに代走を頼めば、問題は解決です。

走ることが三度の飯より好きというランナーズハイ脳内モルヒネ中毒者ですから、よころんでホイホイ大会まで走りに行ってくれます。

だから走友会では代走がはびこっていました。

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走友会の代走ルールをご紹介します

私は走友会に所属していたので、走友会のあいだでは、市民マラソンのエントリーカードがしょちゅう回されていました。

うちの走友会では代走のルールが決まっていました。それを紹介します。

代走してもらう人=A。代走する人=B。とします。

①(BはAに)エントリー代は払わない。

自己都合で走ることを棄権する羽目になったのですから、代走をたてても返金しません。

②(BはAに)参加賞(お土産)を持ち帰って渡す。

走る前後にもらった参加賞のTシャツやタオル、食料品や地元名産物はAに帰属します。

要するにBは走らせてもらうだけ。その条件でよければ誰か代走してください、という走友会ルールでした。

それでも代走チケットは人気で、すぐに数人の手があがりました。

誰も行けずに諦めたエントリーチケットはほぼなかったのではないかと思います。

走れない人、走った人、双方にメリットがある走友会の代走ルールでした。

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市民マラソン大会で代走入賞してしまったらどうするか?

このように代走を繰り返していると、自分でも思いもよらなかったトラブルに巻き込まれることがあります。

なんと代走で入賞してしまったのです。

入賞といっても地方のハーフマラソンの大会で、年代別の入賞です。

当時、私は四十代前半だったのですが、五十代の走友の代走をして、年代別で入賞してしまったのです。

年代別といっても普通はありえないことです。

五十代の市民ランナー(のトップクラス)がどれだけ速いか、みなさん知っていますよね?

トップ選手となると元実業団選手とか、箱根駅伝の経験者とかが普通に走っている世界です。

私はゴールまで全力で走りました。ハーフマラソンの大会で入賞なんてありえませんから、何の心配もしていませんでした。

ところがレースを終わって帰り支度をしていると、「入賞者の●●さん。至急大会事務局までお越しください」と呼び出しのアナウンスが数回にわたってあったのです。

「●●さん」というのは私が代走した五十代の選手です。

私は唖然とすると同時に焦りました。

代走はいいとしても、代走入賞はぜったいにやってはいけないことです。

本来、賞を受けるべき人が、押し出されて悔しい思いをすることになるのですから。

若い人が年寄りクラスで入賞するなんてダメ、絶対、です。

じゃあ何で全力で走ったのかって?

繰り返しますが、入賞なんてありえないと思っていたからです。

もし入賞するかもと思っていたら、手を抜いて走りました。ん? 手じゃなくて足を抜いて走りましたというべきか??

複数回アナウンスで呼び出しされましたが、もちろん無視です。

おめおめ出ていけるわけがありません。

ごめんなさい、ごめんなさい、と心の中で唱えながら、ただ時間が過ぎ去るのを首をすくめて待っていました。

さいわい優勝したわけではなかったので、事務局もそこまで熱心に探すこともなく、つつがなく表彰式は終了しました。

後日、入賞の症状と副賞メダルが代走した「●●さん」宛に送られてきたそうです。

くわばらくわばら。

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時代とともに代走禁止に

あとあと考えると同じ日に近くで大きなフルマラソンの大会があったので、実力者はみんなそちらに出ていたのでしょう。

いわゆる裏の大会だったのです。

その数日後、テレビや新聞で代走のニュースが大きく出ました。

とある大会で優勝した人が代走だったということがわかり、大問題となってしまったのです。

私が代走入賞した日と同じ日に行われた別の大会でのことでした。

市民マラソン大会というのは開催地の市町村が後援していることが多いのですが、優勝したのはその市役所の職員でした。

しかも彼の場合は年代別入賞という生やさしいものではなく、総合優勝でした。

表彰式に総合優勝者がいないわけにもいかず、事務局も必死になって探したのでしょう。

私のように無視して隠れているわけにはいきませんでした。

そしてルール違反の代走であることが発覚してしまったのです。

替え玉受験みたいなものですから、問題になるのは当然です。

そのうえ後援している市の職員が代走優勝ですから全国ニュースになってしまったのです。

この事件以降、代走はいけないという風潮が社会に大きく出てきました。

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東京マラソンがプレミアチケット化して代走禁止に

大会に優勝するぐらいの実力者です。自分が先頭を走っていることぐらい周囲を見渡せばわかることではありませんか。

ニュースを聞いたとき、私は憤慨しました。

ゴール手前で、ばてたふりして他の人に抜いてもらえばいいものを。

馬鹿なやつのせいで、代走が禁止になってしまう。

アドレナリン全開でゴールまで突っ切っちゃったんだろうな。

脳ミソ筋肉のバカのせいで、周囲のみんなが迷惑するんだ。

これまで代走の恩恵を享けに享けていた私が愚痴ると「お前も片棒を担いでる。人のことは言えない」と走友会でたしなめられました。

しかし私の場合は年代別の入賞です。

ゴールした時点で自分が何位にいるかなんて全然わかりませんし、ましてや年代別の順位なんてわかるはずがありません。

わからないからそのままゴールしてしまったのです。わかっていればゴール前で力を抜きました。

しかし優勝は別です。自分が先頭だということは絶対にわかってたはずです。わかっていながら、そのままゴールしてしまったということでしょう。確信犯です。

そのゴールがどういう結果をもたらすか、想像力が足りないのです。

私は脳筋じゃありません。

東京マラソンが超人気で出走権がプレミアムチケットとなったため、代走禁止の風潮は助長されました。

エントリーチケットが金銭売買されるようになったら、ランナーじゃなくてダフ屋の世界です。

今ではうちの走友会でも代走は禁止となっています。

こうして代走しほうだいだった、おおらかで自由な時代は過ぎ去ってしまったのです。

本当にごめんなさいの思い出でした。

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~~このサイトについて~~

比叡山の大阿闍梨(千日回峰行者)様を超える生涯走行距離の中で走りながら感じたことをサブスリーランナーが綴るコラム。

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プロフィール


サンダルマン・ハルト。雑誌『ランナーズ』等に執筆歴のあるライター。『山と渓谷』ピープル・オブ・ザ・イヤー選出歴あり。サブスリーランナー。グランドスラムの達成者(100kmサブテン。富士登山競争登頂)。スイス・ブライトホルン。マレーシア・キナバル山。台湾・玉山ニイタカヤマ。南アルプス全山縦走など登山歴も豊富。キャンプ・車中泊マニア。アウトドア派の放浪の旅人。現在、仮想地球一周ランニング中。
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